アゲミの調整
ハーモニカのリードを息で振動させるには「アゲミ」といわれる「リードの反り」が必要です。
販売されている交換用リードプレートは、調律されたリードプレートになります。
但し、このアゲミについては変化しやすいものであり、また演奏者の息の量によっても異なりますので、プレート交換と同時にアゲミの調整もマスターして下さい。
リードプレートを横から見た図です。リードに反りがついています。
左はアゲミの調整が必要な例です。
右のように適正なアゲミに調整してください。
アゲミが少ない状態です。 小さい息では反応しますが、強く吹くと吹き詰まったりします。 |
正しいアゲミの状態です。 |
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アゲミが多い状態です。 強い息でしか反応しない。 |
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アゲミが全くない状態です。 反応しない。音が鳴らない。 |
リードプレートをリードの先側から見た図です。
一般的なリードのアゲミは「そのリードの厚み1枚分」です。
ハーモニカのリードは音によって厚みが異なります。
低音は厚く、高音になると薄くなります。
したがってアゲミに関しても、図1のように低音は大きく、高音は小さくなります。
アゲミの調整方法
アゲミの調整はプレートを取り付けたままでも可能です。
※アゲミの調整はリードの腰(リードの根元約3分の1程度までの部分)を変化させて行います。
【上側プレート:吹音用リード】
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【下側プレート:吸音用リード】
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工具「ケンとへら」は「ハーモニカ簡易工具セット」No.6013に入っています。