日曜ひろば:三菱若狭原子力安全統括センター長・谷口優さん /福井
毎日新聞 2012年06月03日 地方版
事故以前は、13カ月に1回の定期検査に向けた計画が中心でした。しかし、事故後は、同様の事故が起きないように2重、3重の設備を考えることが仕事の主体になりました。さらに、事故時にプラントメーカーとしてどういう人材をどのタイミングで送り出すか考えることも重要です。
電力会社が、中長期的に設置を検討している安全設備があり、細かい内容を詰めていかなければなりません。より確実で品質の高いものにしたい。センターのスタッフは、現場で電力会社とメーカーの橋渡しをする“通訳”の役割を果たし、原発の安全に寄与していきたいと思っています。
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■人物略歴
◇たにぐち・まさる
1961年生まれ。立命館大理工学部卒業後、84年に三菱重工入社。一貫して原子力分野を歩み、原発の機器の品質管理や、原子炉容器内で使うロボットの開発などに携わった。趣味は釣り。若狭湾岸で大物を釣り上げているという。