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AKB48「非選抜アイドル」が語る“負け組論”

ダ・ヴィンチ 5月23日(水)12時0分配信

AKB48「非選抜アイドル」が語る“負け組論”
『非選抜アイドル』 仲谷明香 小学館101新書

 6月6日に「第4回選抜総選挙」を控えるAKB48。絶対的エース・前田敦子さんの卒業宣言を受け、次の覇権争いが注目されるAKB48において、『非選抜アイドル』という衝撃的なタイトルの本を書いたメンバーがいるのをご存知だろうか?
そのアイドルの名前は仲谷明香。今回は、そんな仲谷さんに本の内容に関してインタビューを行った。

元記事はこちらから【画像あり】

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――AKB48の現役メンバーが『非選抜アイドル』というタイトルの本を出すなんて、とても驚きました。この本を書こうと思ったきっかけは何でしょうか。

仲谷:20歳の記念に何か出したいというのが、直接のきっかけでした。最初は写真集という案もあったのですが、同い年にはあっちゃん(前田敦子さん)やともちん(板野友美さん)がいて、彼女たちも写真集を出しています。同じじゃつまらないねということになり…私のブログをおもしろがってくださった岩崎夏海さんの勧めもあり、本を書くことになりました。

――こういった内容になったのはなぜ?

仲谷:実は最初からこのテーマがあったわけではないんです。20歳の記念ということで、私の生い立ちやAKBで得た経験などをテーマに一章ずつ書いて出版社の方に提出していたところ、途中でこのタイトル案がでてきました。

――『非選抜アイドル』というのは、どちらかというとネガティブな印象のタイトルですが…抵抗はなかったのでしょうか。

仲谷 :いえいえ、むしろ「おもしろいですね!」と即座に乗ってしまったくらいです(笑)。実際に選抜メンバーに選ばれたことはないし、これといった取り柄もありません。そんな私にピッタリなタイトルなので、とても気に入っています。

――読んでみると、他のメンバーよりもブログの更新を頻繁に行ったり、公演で欠員が出た際の代役を積極的に買って出たりと、生き残るための様々な努力の軌跡が描かれており、高いプロ意識を感じました。

仲谷 :そういっていただけるのはうれしいですが…何か恥ずかしいですね(笑)。もちろん常に選抜メンバーを目指していますが、おそらく私が入ることは難しいでしょう。でも、劇場で行われる日々の公演や、事務所のお仕事など、やるべきことはたくさんあります。それらを黙々とこなし、自分をみがいていくことは、「非選抜メンバー」の責務でもあると思うんです。選抜メンバーという“勝者”を輝かせるためには、“敗者”にも相当のレベルが求められます。それが、結果的にAKBという組織を支えることにもつながると思っています。

取材・文=清田隆之
(ダ・ヴィンチ電子ナビ 「○○な本ベスト5」より)

最終更新:5月23日(水)12時0分

ダ・ヴィンチ

 

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