- [PR]
政治
新報道2001抄録(フジテレビ系、3日放送)
民主党の桜井充政調会長代理、自民党の片山さつき参院議員が出演し、生活保護制度について議論した。
--生活保護の正受給が問題になっている
片山氏「生活保護は自分で働けず、年金もなく、家族にも面倒をみてもらえない時の最後のセーフティーネット。これが贅沢(ぜいたく)保護になっていないか」
桜井氏「親子関係が悪いと本来面倒をみることのできる人がみられなくなってしまう。親子関係のあり方も問われる問題だ」
--子供や兄弟が扶養義務を果たしていない
片山氏「自分がお世話になった親族がいる場合は扶養義務をもう少し強くできないか。さらに調査権限を地方自治体に与えるといった法改正も必要だ。現金給付を現物給付にしていくことなど全部セットでやれば随分変わってくるので、自民党は6月末までに生活保護法改正案を国会に提出する」
桜井氏「働く女性が必要だというのは分かった上でだが、0歳児から親子断絶するような社会で本当にいいのか。そういったところからもう一度抜本的に見直していかなければいけないのではないか」
--自治体間で生活保護増加率に大きな差がある
桜井氏「大阪は各地から『仕事があるから』とどんどん人が送り込まれてきて、その人たちの生活保護がかなり増えている」
片山氏「桜井氏の言うことだけでは説明できない。生活保護認定の基準の差はこの際きちんとマニュアル化すべきだ」
--貧困層がこれだけ増えると切るのも大変だ
片山氏「働ける世代はただもらうだけの生活保護ではなくて、職業訓練をある程度義務付けて、意図的に悪いことをしたら打ち切るようなプレッシャーをかけるべきだ」
--雇用創出も問題では
桜井氏「問題点は整理しないといけない。本質は何と言っても景気の問題だが、制度の問題は切り分けるべきだ。生活保護費を下げるだけでなく、最低保障年金などである程度年金額を増やして同等化しないといけないだろう」
関連ニュース
- [PR]
- [PR]