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【大リーグ】

松井vsチェンが初対決!! 地区首位決戦で実現

2012年6月2日 紙面から

5月30日のホワイトソックス戦で、試合前に笑顔を見せるレイズ・松井(左)=トロピカーナ・フィールド(共同)

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 【セントピーターズバーグ(米フロリダ州)穐村賢】元中日のチェンを攻略して単独首位奪取だ!! レイズの松井秀喜外野手(37)は1日(日本時間2日)、本拠地のオリオールズ戦で先発するチェン・ウェイン投手(26)と初顔合わせを迎える。ア東地区の同率首位で並ぶオリオールズとの大事な3連戦。3連敗中のレイズを上昇気流に乗せるため、松井が売り出し中の新人左腕を打ち砕く−。

 待望のメジャーに昇格を果たし、レイズのデビュー戦でファンの度肝を抜く豪快な一発。首位攻防戦を前に、いやが上にも背番号「35」に期待は高まる。中堅手のアップトンは「MATSUIの名前があるだけで、チームに重みが出る」と言えば、マドン監督も「左翼も守れるので、いろいろ起用できる」。そんな松井への刺客として首位攻防第1Rの先発マウンドに立つのが、元竜戦士の左腕チェンだ。

 チェンはここまで9試合に登板し4勝1敗、防御率3・48。安定感のある投球でチームの躍進を支えている。03年にメジャー移籍した松井と05年から中日で1軍に定着したチェンとの直接対決はもちろん、今回が初めて。メジャー10年目のスラッガーVS売り出し中の新人左腕の激突に、おのずと熱い視線が注がれるのは必至だ。

 2日前にチームに合流したばかりの松井は「チームに何かいい影響を与えられるかわからないけど、自分は自分の野球をやるだけ。それでいい影響が出ればいい」と泰然自若の構え。試合のなかったこの日は、ゆっくり休養にあてた。メジャー昇格前には、3Aの遠征先インディアナポリスから慌ただしく移動。疲労も蓄積していただけに、リフレッシュとなったに違いない。

 チームは地区首位タイをキープしているものの3連敗中と下降気味。真の“救世主”になるべく松井がまずはチェンを攻略し、首位固めへの足がかりをつかむ。

 

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