NHK福島県のニュース　福島放送局

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桑の葉パウダー基準値超で回収

福島県二本松市のＮＰＯ法人が出荷した桑の葉の加工食品から国の放射性物質の基準を超える放射性セシウムが検出され福島県は、法人に対し４月以降出荷したおよそ１０００袋について自主回収を要請しました。
自主回収の対象となっているのは二本松市にある「ＮＰＯ法人ゆうきの里東和ふるさとづくり協議会」が今年４月以降出荷した「桑の葉パウダー」で賞味期限が来年３月３１日から５月３１日までのものです。
福島県によりますと、国の検査機関が都内で販売されていたこの製品を購入して検査を行ったところ、国の基準の１キログラムあたり１００ベクレルを超える３９０ベクレルの放射性セシウムが検出されたということです。
対象の製品は５０グラム入りと５００グラム入りのものがおよそ１０００袋出荷され大部分は福島県内に出荷されているということです。
対象の製品は二本松市内で収穫された桑の葉を去年、加工したもので、そのときの自主的な検査では当時の基準である１キログラムあたり５００ベクレルを下回っていてＮＰＯ法人は「当時の基準に照らして出荷しても問題ないと考えていた」と話しているということです。
ＮＰＯ法人はＮＨＫの取材に対し「消費者には不安をおかけして申し訳ない。今後、自主検査をより厳しく行って再発防止に努めたい」と話しています。

06月02日　10時41分

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