(cache) 国立精神・神経医療研究センター　精神保健研究所

精神生理研究部

研究概要

　人間の意識、認知、感情等の精神活動は、睡眠や１日の体のリズム（生体リズム）と密接に関わっています。精神生理研究部では、睡眠や生体リズムの仕組みの解明と、それが人間の脳の働きにどのような影響を及ぼすかについて基礎的な研究を行っています。さらに、これらの研究成果が、睡眠障害や生体リズム障害の人たちの診断と治療法の開発につながるだけではなく、一般の方々のこころの健康の保持と増進に役立つように努めています。主な研究課題として、①睡眠と生体リズムの仕組みを明らかにするための基礎的な研究、②一般の住民を対象とした睡眠習慣、睡眠障害及びうつ病に関する疫学調査、③睡眠・生体リズム障害の病態の解明と診断・治療法の開発に関する研究、④睡眠障害やうつ病に対する薬物療法（睡眠薬）や非薬物療法（高照度光療法や断眠療法）の開発に関する研究に取り組んでいます。　精神生理研究部では、これらの研究を遂行できるように，国内では最大規模の睡眠・生体リズムの研究・治療ユニットを保有しています。高照度の光照射装置もあり、光と生体リズムの基礎的な研究と、生体リズム障害や冬季うつ病へ高照度光の臨床応用のために用いられています。

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スタッフ

役職	氏名
部長	三島和夫
精神生理機能研究室長	肥田昌子
臨床病態生理研究室長	守口善也

研究プロジェクト

１）ヒトの睡眠・覚醒や体内時計の調節メカニズムの解明。
２）睡眠障害や生体リズム障害の原因遺伝子を探索。
３）睡眠不足や不眠症に陥った人々の脳機能の変化とその原因を探索。
４）睡眠障害や精神疾患の病態研究や治療研究。
５）睡眠障害の有病率、睡眠薬使用の実態、長期予後に関する大規模疫学研究。
６）新薬開発のための臨床治験。

リンク

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