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地方
【亀岡暴走】危険運転適用求め遺族らが署名活動
2012.6.2 12:09
京都府亀岡市で登校中の小学生ら10人が死傷した事故で、遺族らは2日、運転していた無職少年(18)=自動車運転過失致死傷などの非行事実で家裁送致=に、罰則の重い危険運転致死傷罪を適用するよう京都地検に求める署名活動を京都市内などで行った。
少年が京都家裁から検察官送致(逆送)される場合に備えた活動。飲酒運転の車で19歳の息子を亡くした真野哲(さとし)さん(50)=名古屋市北区=らほかの交通事故遺族も駆けつけた。
京都市下京区の四条河原町交差点では、遺族らが犠牲者の顔写真をプリントしたTシャツを着て署名を呼びかけ、通行人が次々と足を止めて協力していた。「被害者遺族会」代表で、亡くなった松村幸姫(ゆきひ)さん(26)の父、中江美則さん(48)は「子供たちの悔しい気持ちを広く社会に訴えたい」と話した。
東名高速事故で2人の娘を失い、危険運転致死傷罪の新設に奔走した井上保孝さん(62)=千葉市花見川区=も街頭に立ち、「危険運転罪の適用は、被害者だけでなく国民全体の願いだ」と語った。
遺族らは3日も街頭で署名活動を行うほか、インターネット上でもフェイスブックのサイト「幸姫 愛鈴(ありん) ありがとう」を通じて署名を集めており、今月中旬ごろまでに地検へ提出することにしている。
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