危険運転適用へ遺族ら街頭署名…亀岡暴走

　児童ら１０人が車にはねられて死傷した京都府亀岡市の事故で、自動車運転過失致死傷などの非行事実で家裁送致された少年（１８）について、より罰則の重い危険運転致死傷罪で起訴するよう京都地検に求める署名活動が２日、亀岡、京都両市内で行われた。

　少年審判で検察官送致（逆送）決定が出されることを想定し、遺族らが実施。京都市内では、事故で亡くなった小学２年・小谷真緒さん（７）の母、絵里さん（３０）らが街頭で通行人に署名を呼びかけた。

　署名に応じた大阪市の主婦（６２）は、３年前に交通事故で夫を亡くしたといい、「重大な事故なのだから刑罰も重くて当然。法は市民の側に立つべきだ」と話していた。福岡市内でも犠牲者の親族らが署名を集めた。活動は３日も行われる。