ことし4月、京都府亀岡市で集団登校中の児童ら10人が死傷した事故で、遺族らはきょう、運転していた少年に、より重い罪を課すように求める署名活動を始めました。この事故はことし4月、亀岡市で集団登校中の児童らの列に軽乗用車が突っ込み、3人が死亡、7人が重軽傷を負ったものです。京都地検は居眠りによる過失が原因として、無免許で運転していた18歳の少年を、自動車運転過失致死傷の疑いで家庭裁判所に送致しましたが、遺族らは「無免許の少年が夜通し遊び続け運転していた。故意的な犯行だ」として、より罰則の重い危険運転致死傷罪の適用を求めています。午前10時から四条河原町で始まった署名活動には、遺族と被害者の家族で結成した「被害者遺族会」を中心に、親戚や友人などが参加したほか、飲酒運転によるひき逃げ事故で息子を失った遺族や、悪質な交通事故の厳罰化を求める市民団体のメンバーなども加わり、買い物客や観光客などに賛同を呼びかけました。遺族らによる署名活動は明日も四条河原町やJR亀岡駅前など、7か所で行われます。
日時: 2012年6月 2日 18:00