国難に立ち向かう 冷静と理知
テーマ:日々のこと福島原発の問題が一進一退の状況が続いている
何を語るにもまず
不眠不休で国民の安全を確保しようと尽力してくれていることに対し、心から御礼申し上げます
様々な考え方があると思います
あくまでも、私がお伝えたしたい個人的意見であることをご理解いただきお読み頂ければ幸いです。
これまで日本は他国、特に中国に対して沢山の無理難題を突きつけてきた
例えば
冷凍チャーハンに使われている細切れの野菜のトレーサビリティー、つまりその1片のニンジンやネギがどこの産地のどの生産者によって作られ、どの業者からどのようなルートで仕入れたかまでを追求し、開示するよう求めた。
ポジティブリスト制度では、残留農薬の数値を国内以上の厳しさ(そもそも国内では日常的な検査をしていはないが。。。)をもって、工場を苦しめた。中国側の工場では多大な資金を投入して【残留農薬計量機】を導入して、野菜の仕入れロットごとの検査を行ってまで日本のメーカーの指示に従った。
作物の遺伝子組み換えでない証明書
放射線照射をしていない証明書
ロット毎の検査証明書
数えだしたらきりが無い程ある
ダンボールには国家の機関CIQのお墨付きの商品であるという有料のシールが貼られた
製造工場はHACCP、ISOの認定を受けたところのみの取引に限定した
数十枚にわたる<商品企画書><製造工程表>を日本語で提出させた
それでも・・・・
極限までの安全対策をさせたにも関わらず・・・・
消費者の殆どは『中国産は危ない』と言い張った
1つの事件をきっかけに
それは益々エキサイトし、中国産製品の不買運動まで起こった
メーカーはパートナーであったはずの工場をいとも簡単に切り捨てた
私は当時その渦中におり
中国の冷凍食品3工場と商品開発・企画・輸入・販売を手がけ、その責任者をしていた
当時、多いときでは2週間に1度訪問する中国で、仲間達に対しての申し訳なさと恥ずかしさで一杯の日々をすごした
今、その真逆のことが起ころうとしていることに早く気づいて欲しい
日本国民が騒げば騒ぐほどそれは海外のメディアにも伝わっていくだろう
既にフィリピンでは神戸産のキャベツが輸入拒否にあったという
『日本独自の検査では検出されない』などということは通用しないのだ
日本がそうであるように。。。
当然だと思う
生産者や関係機関がどれだけの安全宣言をしても
当の日本国民でさえ恐れ騒いでいる野菜や水産物を誰が信用するだろうか?
海外の関係者を非難するのは筋が通らない
原発が流した汚染水に対して
全漁連の方が猛烈な抗議をしている様子が放送されていたのを見て残念に思った
『今後東京電力に対して一切の協力はしない!』と。。。。
この方を責めることは誰もできないだろう
立ち位置が変われば見えるものが違ってくる
でも
本当にそれでいいのだろうか?
もっと引いた目で日本国の危機を見なくてはいけないのではないだろうか?
苦渋の選択を余儀なくされ、断腸の思いで汚染水を排出した
日本国民の命を必死で守ろうとして実施したその決断を責めることもまた、誰にも出来ないのではないだろうか?
福島県いわき市小名浜で漁業を営む祖父の家で育ち
その生業を敬愛してきた
幼きころは、船が港に入ると自分の背丈ほどもあるであろう氷を割り、水揚げされた魚の仕分けを手伝った
市場に流通できない規格外の魚が毎日の食卓に並んだ
メヒカリ やなぎカレイ 毛蟹 タコ ナメタカレイ あかじ のど黒・・・・・
私も海の恩恵を大きく受けて命を育まれてきた一人だ
友人は、就職試験で競争力の高い東京電力に合格した際
『よかった、よかった。東電さんに入れれば一生安泰だ。』と家族総出で泣いて喜んだ。
日本の国力も
私たちの生活も
原子力発電があったからこそ営まれていたのではないのか?
福島原発があったからこそ地域住民は出稼ぎが減り、税の優遇も受け、豊かな暮らしが送れたのではないのか?
そこに住むことを選択したのは自分ではなかったのか?
本当に東京電力の犠牲になったのだろうか?
この未曾有の災害に命がけで頑張ってくれている東京電力に対し過去の恩恵を顧みず、掌を返す。。。
この先どれだけの災害が起こるか、損害はどれだけに膨れ上がるのかも分からない現状で<補償!補償!>と詰め寄るべきなのか?
東京電力が倒産したら、私たちの暮らし、公共のエネルギーの供給はどうなるのだろう?
東京電力を攻め立て、騒げば騒ぐほど
日本国の世界的立場、国力は弱いものになっていくのではないだろうか?
2003年 SARSが大流行した
『国産メーカーでも中国製造の冷凍庫は買うなよ、SARS菌が付いてくるから・・・・』当時の上司から、備品の冷凍庫購入の際にそう指示を受けた。国産製造の業務用冷凍庫など、どの大型電気店にも売ってはいなかった。
今まさに <日本は放射能汚染国>そんなレッテルを貼られようとしている
あの時の中国のように。。。
それは真摯に立ち向かわなければならない事実なのだ
国民同士で諍いを起こしている場合ではないのだ
日本人が困難を乗り越えるためには、嘆きや絶望ではなく
『冷静と理知』が必要だ
そう、美輪明宏さんが語ってくれた
まさしくその通りだと思う
私自身 その言葉通りに
揺ぎない信念と冷静さをもってこの国難に向かって行きたいと思う
被災地に遠慮してその蕾を硬くしていたような東京の桜の花が満開を迎えた
明日も元気に精一杯働く!
私にできることは、今の仕事をしっかりとこなして行くこと
そうして得た利益で出来ることをさせていただくことだと思う
それぐらいしかできないから
明日も一生懸命に頑張る!
長くお読みくださりありがとうございました