科学宇宙ビジネスに“IT富豪”続々…2時間1600万円、旅行予約500人+(2/3ページ)(2012.6.1 09:00

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宇宙ビジネスに“IT富豪”続々…2時間1600万円、旅行予約500人

2012.6.1 09:00 (2/3ページ)宇宙
物資運搬のため国際宇宙ステーション(ISS)にドッキングした米宇宙ベンチャー、スペースX社の無人宇宙船ドラゴン=5月27日(NASA提供、AP)

物資運搬のため国際宇宙ステーション(ISS)にドッキングした米宇宙ベンチャー、スペースX社の無人宇宙船ドラゴン=5月27日(NASA提供、AP)

 乗客6人、パイロット2人の計8人乗りで、母船である「ホワイトナイト2」の中央部分につり下げられて離陸し、高度約15キロで母船から分離後、宇宙空間まで上昇して弾道飛行する。

 宇宙旅行は着陸までの約2時間。乗客は数分間の無重力状態と、漆黒の宇宙の空に浮かぶ地球の輪郭を窓の外に見ることができるという。

 旅行代金約は20万ドル(約1600万円)で、既に日本人を含む500人以上が予約を済ませ、初飛行を待っている状況だ。FAAはまだ乗客を乗せた飛行を認めていないが、スケールド社は今回の許可を受け、エンジンを最大出力にして超音速を実現する試験飛行に挑む。

IT富豪ら続々参入

 ブランソン氏をはじめ、欧米ではIT(情報技術)富豪らが宇宙産業に続々参入。米グーグルのラリー・ペイジCEO(39)らが出資するベンチャー企業が小惑星で希少金属の採取事業に乗り出すほか、アマゾンドットコムのジェフ・ベゾス会長兼CEO(48)や、米ネット決済サービス「ペイパル」創業者イーロン・マスク氏(40)はともに有人宇宙開発を進めている。

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