仏大統領:事実婚のバレリーさん 強気記者「略奪愛」

毎日新聞 2012年05月26日 11時59分(最終更新 05月26日 12時32分)

大統領就任式を終え、オランド氏と腕を組んでエリゼ宮(大統領府)を出るバレリーさん(右)=2012年5月15日、ロイター
大統領就任式を終え、オランド氏と腕を組んでエリゼ宮(大統領府)を出るバレリーさん(右)=2012年5月15日、ロイター
ロットワイラー犬=犬舎「リンダスロットワイラー」提供
ロットワイラー犬=犬舎「リンダスロットワイラー」提供

 仏西部アンジェの貧しい家庭に6人兄妹の5番目として生まれた。第二次大戦で足を負傷した父は満足に働けず、母がスケート場の受付係などをして家計を支えたという。「女も一生懸命働いて稼ぎなさい」との母の教えに影響され、子供の頃から向上心が強く、名門ソルボンヌ大で政治学を学んだ。

 オランド氏との出会いは88年。バレリーさんは23歳の駆け出し記者で、同氏が属する社会党の取材で知り合った。04年のパリ・マッチ誌の記事ではオランド氏を「普通の人」と評したが、その後05年ごろから交際を開始。当時、同氏はセゴレーヌ・ロワイヤル氏(前回大統領選の社会党候補)との事実婚が続いていた。07年に両氏は破局を発表。その後、バレリーさんのいわば「略奪愛」が発覚した。バレリーさん自身2度の離婚経験があり、3人の子を持つ。

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