仏大統領:初の「事実婚」夫人 政治記者「続ける」
毎日新聞 2012年05月10日 11時18分(最終更新 05月10日 11時28分)
【パリ篠田航一】フランス大統領選で社会党のフランソワ・オランド前第1書記(57)が当選し、ファーストレディーもサルコジ大統領夫人のカーラ・ブルーニさん(44)から、オランド氏の事実婚相手のバレリー・トリルベレールさん(47)に交代する。フランスで初の「事実婚ファーストレディー」になる。
トリルベレールさんは名門ソルボンヌ大卒で、週刊誌パリマッチの政治記者。2度の離婚歴があり、3人の子供がいる。ファーストレディーになっても「記者を続ける」と話している。
オランド氏は、セゴレーヌ・ロワイヤル元家庭・児童担当相(58)と長年事実婚の関係にあり、4人の子をもうけたが破局。06年ごろからトリルベレールさんと交際を始めた。
オランド氏の地元の仏中部チュールのレストラン支配人、セバスチャンさん(35)は「よく2人で店に来るが、彼女は控えめで、礼儀正しい」と話す。一方、仏紙には、男性記者を平手打ちするなど「どう猛な警察犬」との異名を取るエピソードも紹介されている。