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日大芸術学部在学中に「東京国際ビデオ・ビエンナーレ」でグランプリを受賞。総務省情報通信審議会専門委員など要職歴任。六本木ヒルズのコマーシャルやルイ・ヴィトンのためのジャパニメーションのプロデュースなど、多方面で活躍。

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一足先に、あけましておめでとう。

December 22, 2006

僕にとって冬至の朝は、とても大切な朝である。
その昔、太陽の高度が最も低くなる冬至を太陽の復活とし、祭を行い、盛大に祝っていた。
新年とは、実はこの日のことなのだ。
そしてその3日後に神が復活したと言われ、それがクリスマスとなる。
キリストは生誕から8日目にユダヤ教の割礼を受け、
西暦では、このキリスト割礼の日を1月1日に採用したのである。

日本も明治までは、
太陰太陽暦を採用していたが、、
明治政府が役人の給与を一か月分節約するために、
今日のグレゴリオ暦を強制的に採用した。
15夜が、毎月15日ではなく不自然なのは、
実は、国家による給与削減のためだったのである。

僕は、いまも古い暦を大切にし、日々を生きている。
旧暦で生きることは、自然と共に生きることで、それは、ちょっとしたエコロジー。
押し付けがましいロハスやエコと違って、心地よい。
人とは違ったカレンダーを持つことは、実に楽しい。
自然に生きる、自然と共に生きると言うことは、太陽と共に生きることに他ならない。
自分の暦はなにか?
洋服や楽曲を選ぶ前に、今一度、もっと僕らの暦や時間を考えねばならなくなるだろう。

一足先に、あけましておめでとう。
そして、ちょっと早めのメリークリスマス!
良い年を!

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December 14, 2006

今年、長年の友人が、DJを辞めた。
そういえば、この夏、サッカーをやめた友人もいる。
そして、そういうヤツほど、みんな元気だ。
現在の肩書きも行動も不明なヤツばかり。
居場所さえ、定かではない。

みんな次に行きたいんだと思う。
そのために、自分の人生の中で大きかったものを辞め、
身軽になって、次を目指す。
だから、あちこちと旅をする。

別にやめなくてもいいのに。
なんで、やめるの?
こっそりやろうよ。
と、自分のことは適当だとは夢にも思ってもいない適当な人々は言う。
人生の大部分を担ってきたこととの決別を、なぜキチンと認めないのか。
同じことをし続けることほど、現代社会において保守的なことはない。

まだ、十年前と同じことをしていないか、
僕も自分を振り返る。
いや、去年と同じことをしていないか、
自分を振り返る。

この先に出会うことや起こることはわからないけど、
いま、なにかをやめることは、誰にでもできるはず。

自分に出来ることをしよう!とは、
実は、なにかをやめることに他ならないのだ。

と、砂漠の街で考える。

もっと身軽になろう。
もっと素早くなろう。
明日は、師走の東京だ。

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