※地震予知いろはガルタ
最近になって、一部の地震予測マニアの間で話題となっているものに「地震予知いろはガルタ」というちょっと特殊なカルタがあります。これは、戦後の地震研究家である亀井義次博士が、過去の地震の前兆現象を調査して出版した「地震の起こるとき」(ダイアモンド社1976発行)の内容を子供たちに引き継ぐために「いろはカルタ」にまとめたものみたいです。
具体的には、以下のような現象が起こると地震の前兆であるとカルタで伝えています。
地震予知いろはガルタ
い いわしの大群川さかのぼる
の 飲めなくなった井戸水にごる
ろ ろくろく食べずに犬ほえまわる
お 温泉噴いて大地震
は 花が咲き出す時期はずれ
く 狂った満ち引き潮だ
に 虹で予知する亮平さん
や 山から聞こえる山鳴り地鳴り
ほ 砲台も無いのに大砲の音
ま 毎夜まい夜の稲光り
へ 蛇のように朝日とり巻くいやな雲
け けたたましいキジの鳴き声地震の知らせ
と 冬眠の蛇やかえるも飛び出した
ふ 増えたり減ったり井戸の水
ち 地鳴りが聞こえて大きい地震
こ こんな大漁はじめてだ
り 陸地へぞろぞろ海のカニ
え えたいの知れない稲光り
ぬ ぬるま湯になる井戸や川
て 天気もうろう大地震
る るいるいと魚の死骸波打ちぎわに
あ アワビもエビも浅瀬に集まる
を 沖に浮かぶは深海魚
さ サザエも見えず海にごる
わ 湧き水はにごり泉は涸れる
き 金魚やコイが浮き上がる
よ 酔っ払いダコが浮き上がる
ゆ 雪が溶けて地面がほてる
た ただならぬ犬の遠吠えあちこちで
め メダカもハゼも異常にふえる
れ 列を作ってネズミが逃げる
み 見上げる太陽まっかだ大きい
そ 空低く星が大きく見える夜
し 深海魚網にかかって大騒ぎ
つ 月が真っ赤で火の玉だ
え えさも食べずにニワトリおどおど
ね ネズミもネコも仲よく逃げる
ひ 干潟になった潮引いた
な ナマズがあばれる飛び跳ねる
も もくもくわき出る入道雲が
ら らくらくとウナギもコイも手ずかみに
せ セミが地面にうずくまる
む むしむし暑い頭が重い
す すごい火柱沖に立つ
う ウシがおびえて奇妙な叫び
ん うんと異常続出大地震
「く 狂った満ち引き潮だ」といえば、4月上旬になって突如伊勢の「夫婦岩」が急激な引き潮によって全貌があらわになってしまった現象が記憶に新しいところですが、他にもこのカルタに出て来る地震前兆現象が次々に今年になってから起こっているようです。
※首都圏に水平環が出現(5月26日)
その中の一つが「に 虹で予知する亮平さん」とあるように「虹」に関する地震前兆現象であり、昨日には埼玉県で「水平環(すいへいかん)」と呼ばれる虹の珍しい現象が空に出現しました。水平環とは太陽の下、地平線近くにほぼまっすぐな水平の虹が見える現象のことです。
※彩雲
他にも千葉や茨城方面では、同じく虹に関係する現象で「彩雲」と呼ばれる雲が虹色に輝く現象が確認されたそうです。
これらは一見、貴重でキレイな自然現象のようでもありますが、阪神大震災や四川大地震の直前でも発生した有名な地震の前兆現象であります。
また、この虹現象だけでなく、先日より都内で話題となっているのは「地鳴り」の現象です。
【地震の前兆?】東京都内 目黒区、世田谷区を中心に地鳴りの情報 5月27日
ツイッターなどを見ても、確かに昨日あたりから都内で「ゴーーー」という地鳴りが各地で確認されているようです。
先に紹介した「地震予知いろはガルタ」でも「ち 地鳴りが聞こえて大きい地震」というのがあります。
この地鳴りについては、自分自身も今から1年半前に思いっきり聞いたことがあります。それは、東日本大震災が起こる4ヶ月前の2010年11月1日であり、まだ埼玉県に住んでいる時でした。
真夜中に「ゴーーー」という爆音が鳴り響いていたので、一瞬何が起こったのかわからない状況(実際は「ゴロゴロ」のように聞こえたので雷と勘違いしましたが)でした。
その時の様子は、記事にも書いています。
11月1日の落雷(?)は、龍の雄叫びだった!
ちなみに当時の記事にも書いているように、この地鳴りが起こる直前に見ていた夢が「人間(日本人)が水に沈められている夢」だったので、その数ヶ月後に東日本大震災が起こったのはちょっと驚きでした。
発生時刻:2012年5月27日 6時48分頃
震源地 :父島近海
位置 :北緯 27.2度 東経 141.1度
震源 :マグニチュード M6.1
深さ :約490km
また、本日の早朝には父島近海において、深さ490kmという、かなり深い地震が発生しました。通常の地震は、どんなに深くても100km以内です。ここまで深いのは、地中深くの何かが崩れ落ちているとしか思えません。
発生時刻:2010年11月30日 12時25分
震源地 :小笠原諸島西方沖
位置 :北緯28.4度 東経139.7度
震源 :マグニチュード M6.9
深さ :約480km
これも、東日本大震災が発生する約3ヶ月ちょっと前に、ほぼ同じ震源地と震源の深さの地震が発生しています。
この時に揺れた地域を見ればわかるとおり、キレイに東日本だけが揺れている不気味な地震です。
あまりに嫌な予感がしたので、これも記事で書きました。
日本列島大丈夫?
ということで、何が言いたいのかといえば、やはり大地震の前兆現象は各地で間違いなく起こっているようですし、自分の中でもあの頃(東日本大震災の数ヶ月前)と同じ予感がピリピリしています。
すでに「間もなく本番が来る」と一部では騒ぎにもなっていますが、確かにこれらの前兆現象を見ると、いつ何が起こってもおかしくはないと思います。
ただ、自分の経験からでは、何か怪しい現象が起こってから数ヶ月で大地震が起こっているので、まだ今月や来月は大丈夫かとは思います。
といっても、中規模地震は毎月起こっているので、直近でも少し揺れる可能性はあります。
そこで、毎度ながら「シャク暦」を確認しておきます。
※5月のシャク暦
まず、5月の「シャク暦」を見ると、今月の残りの地震トリガー日(▲マーク)は、5月31日の一日のみです。なので、少なくとも明日からの3日間は大丈夫かと思います。
※6月のシャク暦
ただし、この5月31日のトリガー日は、6月の「シャク暦」に続いており、結局満月前のトリガー日と繋がって5月31日〜6月4日までの5日間は直近の注意日期間となります。恐らく一発は、中規模地震(震度4〜5)が発生する可能性が高いでしょう。
ただ、やはり「本番」が来るようには思えないので、6月も大災害は大丈夫かとは思っています。どちらかといえば、6月は金融危機や社会混乱の前兆が世界のどこかで起こりそうな気もします。
でも、一つだけ嫌な話を暴露します。今年の3月11日に「2つの夢」という記事で、3月10日と11日に見た夢についてを少し書きました。以下は、そのうちの11日に見た地震に関する夢の内容です。
「2つの夢」
(前略)
まず、今朝の夢は現実がどちらかわからないほど鮮明であり、それも強烈な大地震と津波に襲われる夢でした。仲間と一緒に海辺にいた時だったので慌てて全員に避難を呼びかけたものの、あまりに津波がやってくるスピードがはやく、皆とはぐれながらも自分自身も瞬時にどういった方向へと避難をしなければいけないかの選択を迫られたりと、本当にその世界にいるようなリアルで長い夢だったので、起きてからも胸がドキドキしていました。
今日が震災から一年目であったことから潜在意識が見せた夢だったのかもしれませんが、気になったのは夢の中での避難後に聞いた震源地の速報が東北ではなかったことでした。その後に富士山の光景が突然出てきましたが、富士山に異変はなかったのでホッとしたのをよく覚えています。その後に「15,000」という数字の声も聞こえたのですが、これが犠牲者の数なのか何なのかわかりません。ただ、東日本大震災の死者数が「15,854人」と先ほどテレビの追悼番組か何かから聞こえたので、やはり去年の震災に関連した夢だったのかもしれません。
この夢の中で大地震が発生した時は、確かに海辺にいたのですが、その地震が発生する直前に海に浮かぶ大きな岩の島みたいなものが崩れ落ちて「空洞のトンネル」が出来上がった場面も見えてました。
これが何だったのだろうか、最初はよくわからなかったのですが、ちょっと前に出張で千葉方面にいった際に「海ほたる」を通った瞬間、この夢の場面が再びフラッシュバックしてきました。
…勘違いであったらなら良いのですが、もしかしたら、この大地震の夢は首都直下型地震であったのかもしれません。
「人間が水に沈められている夢」の話ではないですが、すでにこの夢を見てからも2ヶ月以上経っているので、やはり夏近辺は十分に注意する必要があるように思えます。
ただ、大きな地震が発生する本当の直前は、太陽フレアと前兆地震の数も増えるので、今の段階ではそこは大丈夫かと思います。異変があった場合には、すぐにお知らせします。