県緊急節電対策本部であいさつする嘉田由紀子知事(左)ら=県庁で
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今夏の厳しい電力需給見通しを踏まえ、県緊急節電対策本部は一日、県庁で初会合を開いた。関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働に向けた動きが加速する中だが、節電目標「二〇一〇年比で15%以上」を前提とすることを確認。節電対策の基本方針を決め、省エネ・節電の「県庁率先行動」を始めた。
本部長の嘉田由紀子知事は「再稼働がどうなるか分からない状況だが、安定的な電力供給は不透明」とあいさつし、節電目標を維持する方針を提示。その上で「リスクへの対応は県民目線でスピード感を持って進めてほしい」と指示した。
基本方針は「夏の節電クールアクション2012」と銘打ち(1)電力需要のピーク時(午後一〜四時)の対策の重点化(2)節電行動の要望と県民生活や経済活動に支障がないような配慮(3)過度の節電で高齢者・在宅療養者の命や健康へ影響が生じないような配慮(4)万一の計画停電の備え−を基本姿勢としている。
県庁率先行動は九月二十八日までの平日を対象にし、庁内を二八度に保ち昼休みの消灯などの取り組みに加え近江扇子の携帯や高島ちぢみの着用など地場産品を利用を薦める。
電力需要が高まる七月からは、廊下の完全消灯や室内の照明間引き、電力使用量の多い下水道処置施設の運転時間シフトなどピークカット対策をする。夏期休暇時期をずらすことも検討している。
節電期間は、旧盆を除く、七月二日〜九月七日までの平日の午前九〜午後八時。
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