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五木ひろし「尾崎さんの世界をもっと…」

 歌手の尾崎紀世彦(おざき・きよひこ。本名同じ)さんが5月31日午前0時5分、肝臓がんなどのため、東京・港区内の病院で死去した。69歳。神奈川県出身。葬儀・告別式は1日午前中、同・桐ケ谷斎場で近親者のみで済ませた。

 同年代で音楽賞レースなどでも争った歌手の五木ひろし(64)が関係者を通じてデイリースポーツにコメントを寄せ「彼ならではの歌の世界をもっと聞きたかった」と思いを語った。五木はこの日、大阪・新歌舞伎座で座長公演(25日まで)が開幕。公演後に訃報を知り、大変驚いた様子だったという。

 五木は、尾崎さんが「また逢う日まで」で日本レコード大賞と日本歌謡大賞をダブル受賞した1971年3月、芸名を三谷謙から五木ひろしに変え「よこはま・たそがれ」で再デビュー。「お互い(賞レースの)良きライバルとして、燃えて頑張った時代、昨日のように思い起こされます」と故人をしのんだ。

 和製トム・ジョーンズとも呼ばれ、圧倒的な歌唱力を誇った尾崎さん。「当時の日本歌謡界においてはまれに見る歌唱力と存在感だった。歌手仲間として、とても残念でなりません」と、歌唱力には定評にある五木でさえ、その歌唱力には一目置いていた。

(2012年6月2日)

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