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尾崎さん弟「最期はキリストのよう」

 歌手の尾崎紀世彦(おざき・きよひこ。本名同じ)さんが5月31日午前0時5分、肝臓がんなどのため、東京・港区内の病院で死去した。69歳。神奈川県出身。

 紀世彦さんの弟で、神奈川県茅ケ崎市で飲食店を営む征彦さんはこの日、デイリースポーツの取材に「(紀世彦さんの)最期はキリストのようだった」と語った。

 征彦さんによると、紀世彦さんの最期は、米・ハワイ在住で紀世彦さんが前々妻との間にもうけた息子がみとったという。征彦さんが、紀世彦さんが入院していた都内の病院に駆けつけた際には、すでに安らかな眠りについており「(死の直前は)痛かったりで大変だったけど最期は眠っているようで(表情は)キリストのようだった」と振り返った。

 先週の日曜日に見舞った際は元気な様子だったといい、会話の中で紀世彦さんは「15年ぶりの友だちが(見舞いに)来てびっくりしたよ」などと語っていたという。

 今年2月まではハワイへ赴くなど元気な様子だったが、4月の後半に入って体調が急変した。同時期には女性誌で「失踪中」と報じられたが、当時征彦さんは「全く(失踪)してないですよ」と完全否定していた。肝臓に発症したがんは、最後には胃、腎臓、肺にまで転移し、紀世彦さんは病と闘っていた。征彦さんは「強い薬もやっていて、骨までボロボロだったね」と神妙な口調で振り返った。

 浅草・三社祭が好きだったという紀世彦さん。病床では「(三社の)みこしを担ぎたい」と漏らしていたというが、思いはかなわぬまま天国へと旅立ってしまった。

(2012年6月2日)

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