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【社会】

架空投資話で10億円集めた容疑、3人再逮捕 

2012年6月1日 01時03分

 架空の投資話で全国から約10億円を集めたとして、昨年11月に名古屋市中区の投資運用会社「BDI(ビッグ・ドリーム・インベスターズ)」が摘発された事件で、愛知県警生活経済課と一宮署などは31日、詐欺の疑いで同社社長今村賢容疑者(51)=愛知県岡崎市百々町=ら3人を再逮捕した。

 ほかに逮捕されたのは、BDI常務小林英夫(58)=名古屋市中村区大宮町、元専務小原一夫(47)=愛知県安城市篠目町=の両容疑者。3人とも否認している。

 容疑では、3人は2008年7月ごろ、すでに破綻状態だったにもかかわらず、愛知県春日井市の女性(34)に「資産運用情報が入ったソフトウエア販売権利がある。投資金の毎月3%が得られる」などと、元本保証と高配当を約束し、約1000万円をだまし取ったとされる。

 県警によると、BDIは08年4月から昨年7月にかけて、全国各地で投資セミナーを開き、「日本の年金は当てにならない」などと投資を勧誘し、全国31都府県の約400人から約10億円を集めていた。最初の数カ月は配当を渡していたが、実際に運用した形跡はなく、集めた金を配当に回す「自転車操業」だった。

 今村容疑者ら3人は昨年11月、出資法(預かり金の禁止)違反容疑で逮捕された。その後、処分保留で釈放されたが、県警は銀行口座の分析を進めて、より罰則の重い詐欺容疑での立件に向けて捜査を続けていた。

(中日新聞)

 

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