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がれき風評被害は国が一元対応6月1日 20時17分
細野環境大臣は被災地のがれきの受け入れを検討している北九州市の北橋市長と会談し、風評被害が起きた場合は国として環境省に窓口を一元化し、責任を持って対応する考えを示しました。
北九州市の北橋市長は、1日、環境省で細野大臣と会談しました。この中で北橋市長は、被災地のがれきを受け入れることに対し、水産業や農業に携わっている住民から風評被害への懸念が出ていることを伝えたうえで、「がれきを受け入れる場合、心配がないよう国の力添えをいただきたい」と述べ、国が責任を持って対応するよう求めました。
これに対し細野環境大臣は「安全性について正確な情報を地域に伝え、まずは風評被害が生じないよう対応を尽くしたい。それでも心配な人はいるだろうから、損害が出た場合の対応について、賠償も含め政府として責任を持って検討したい」として、風評被害をどう認定するかなど、国として環境省に窓口を一元化し、対応する考えを示しました。
会談のあと、北橋市長は「地元に帰って水産業や農家の代表に会うが、大臣としては責任をもって対処するということばがあり、市みずからも対策に最善を尽くすのと併せて伝えようと思う。それで理解が得られれば、受け入れの次のステップにつながると思う」と話していました。
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