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平成24年6月1日
2012年(平成24年)5月の天候の特徴は以下のとおりです。
1 概況
東日本を中心に、上旬や下旬は上空の寒気の影響で大気の状態が不安定となることがたびたびあり、所々で雷雨となった。特に、6日は茨城県、栃木県、福島県で竜巻が発生し、大きな被害をもたらした。また、上旬前半には動きの遅い低気圧の影響で北・東日本太平洋側では記録的な大雨となり、これらの地域の5月上旬の降水量は、統計を開始した1961年以降最も多い値を更新した。
西日本では、低気圧や南西からの湿った気流の影響を受けにくく、月降水量はかなり少なかった。西日本太平洋側は、5月としては統計を開始した1946年以降で2009年と並び最も月降水量が少なかった。沖縄・奄美では、中旬は梅雨前線の影響で曇りや雨の日が多かったが、上旬と下旬の前半は梅雨前線の活動は不活発で晴れの日が多かった。
気温は、北日本から西日本では、上旬前半は高温となったが、上旬おわりから中旬はじめにかけて寒気の影響で低温となるなど、月前半は気温の変動が大きかった。
2 気温、降水量、日照時間等の気候統計値
(1)平均気温
月平均気温は、全国的に平年並だった。
(2)降水量
月降水量は、西日本でかなり少なく、東日本日本海側で少なかった。大阪、奈良、日田(大分県)、都城(宮崎県)、宿毛(高知県)では、5 月の月降水量の少ない方からの一位を更新した。一方、北日本太平洋側でかなり多く、東日本太平洋側で多かった。白河(福島県)、水戸(茨城県)、日光(栃木県)では、5 月の月降水量の多い方からの一位を更新した。北日本日本海側、沖縄・奄美では平年並だった。
(3)日照時間
月間日照時間は、北日本で少なく、東日本日本海側、西日本、沖縄・奄美で平年並だった。東日本太平洋側では多かった。
気象庁観測部計画課情報管理室
電話 03-3212-8341(内線)4154
気象庁地球環境・海洋部気候情報課
電話 03-3212-8341(内線)3154
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