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原発停止 近海の魚介類に変化

福井県高浜町にある関西電力高浜原子力発電所の運転が停止する中で、近くの海に生息していた暖かい海域に住む魚介類が姿を消したことが京都大学の調査で分かりました。
温かい排水が原発から海に出なくなったことが原因とみられています。
調査を行ったのは京都大学フィールド科学教育研究センター舞鶴水産実験所の益田玲爾准教授です。益田准教授は、毎年1月から3月にかけて、高浜原発から約2キロの沿岸で潜水調査を行っていて、本来サンゴ礁が広がる暖かい海に生息する「ソラスズメダイ」や毒ウニの「ガンガゼ」などが多く確認されてきました。
ところがことしの調査では「ガンガゼ」のトゲが抜け落ちて死んでいるのが見つかったほか「ソラスズメダイ」も2月下旬以降、確認できなくなるなど、複数の魚介類が姿を消したということです。
高浜原発がすべて運転を停止したあと、付近の海水の温度はこれまでより3度ほど低下したということで、益田准教授は「原発から温かい排水が海に出なくなり、南方系の生物がすめなくなったのではないか」と分析しています。

06月01日 18時14分

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