福井・大飯原発:再稼働問題 県政モニター、8割が「慎重」 /滋賀
毎日新聞 2012年06月01日 地方版
関西電力大飯原発の再稼働問題で、県は25日、県民へのアンケート調査結果を発表した。8割が現時点での再稼働に慎重意見だった。
県が16〜23日、公募した県政モニター357人にインターネットで調査。選択肢方式で回答率は80・7%だった。
再稼動については「条件が整うまですべきではない」(43・8%)と「今後もすべきではない」(36・8%)を合わせて8割を超え、「再稼働すべきだ」(16・7%)を大きく上回った。理由としては「福島原発事故を教訓とした安全対策がとられていない」が最も多かった。
嘉田知事と山田啓二・京都府知事による7項目の共同提言には「(どちらかというと)賛同する」が74%、「(どちらかというと)賛同しない」が19・1%。節電への協力は、「無理のない範囲でできる」(53・8%)が過半数を占め、「大いにできる」(40・3%)と合わせて9割を超えた。【加藤明子】