国立天文台と米航空宇宙局(NASA)の研究グループは31日、太陽の活動がここ20年で次第に低下していることが分かったと発表した。電波望遠鏡の観測結果などを解析したところ、太陽活動の指標となる電波の強さが全体的に低下傾向にあった。今後もこの傾向が続く可能性があり、過去に地球が寒冷化した時期と似た状況になるかもしれないという。
国立天文台野辺山太陽電波観測所(長野県)で運用する太陽観測専用の電波望遠鏡で、1992年から20年間毎日撮影した太陽の画像を解析した。成果は米天文学専門誌アストロ・フィジカル・ジャーナルに掲載された。
太陽は約11年の周期で活動が強まったり弱まったりする。過去20年をとおしてみると、太陽の高緯度地域の電波強度は96年と2008年に強まったが、08年は96年の約7割にとどまった。
また、太陽の北極と南極で活動周期がずれていることも判明。11年周期が保たれている北極では現在、電波強度が弱くなっているが、南極は強いままだという。南半球では、高緯度と低緯度の地域でも周期がずれる傾向が見られるという。
同様の異変は太陽観測衛星「ひので」の観測結果からも明らかになっている。
NASA、太陽活動、国立天文台
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