3 ここは、どこだ?
「・・・の・・・・あの、大丈夫ですか~?」
カバッ、ドガ!
「~~~ッ!?」
「ぬ?」
いきよいよく起き上がったら、づつきしてしまったらしい、我も痛い
「あんさん相当な石頭してんな~」
こいつは・・・いやしかし若返ってないか・・・?
「ウチは八神はやて言うんよ、よろしくな~?」
「ぬ? 我はキャロ・ル・ルシエだ、キャロ様とよんでよいぞ!」
「なに様!?」
「ナイスツッコミ、さすが似非関西人」
「似非関西人!?」
「関西生まれなのか?」
「いや、ちゃうけど・・・」
「ところではやて嬢、我はどうなっていた?」
「はやてでえぇよ、あんさん空から降ってきたんやで?
びっくりしたわ、買い物から帰ってきたら、庭にクレーターあるんやもん」
どうやらヤムチャしていたらしい
我、よく生きてたな
体に不調はないか、手をニギニギしたり、はやての胸をモミモミしてみたが、外傷はなかった
「な、なにすんねん!」
「戦闘力たったの5か、ゴミめ」
「酷!? 揉んでおいてそれかいな・・・」
「ぬ~傷は見当たらんな、・・・ユニゾン解除不能・・・だと!?」
「無視!?」
うーむ・・・ボルテールの反応が体にない・・・・
代わりにあふれんばかりの生命力が湧いてくるというかなんというか・・・
ユニゾン中ってたしか、相方がダメージ肩代わりしたりするんだよな・・・
ってことは・・・だ
「ボルテールが身代わりに、いやボルテールがこんな事で死ぬハズがない」
「ボルテール?」
「守護龍ボルテールだ、ぬ~融合状態のまま亜空間に飛ばされたのがまずかったか?」
「竜なんておるんやな~」
「そういえばもう一匹居なかったか?」
「ふぇ? ウチはキャロしか見てへんよ?」
「ふ~む・・・(フリードは落ちてないかもしれん、未来で逢えるかな・・・・?)」
「ところでそれ触ってもええか?」
「ぬ?」
指さした方を見ると、黒い羽が生えたままだ
「構わんぞ、そのくらいは許してやろう!」
「おおきにな~! (もみもみさわさわ)」
「ひゃうん!? ちょ、ちょっと、まって、放して・・・んぁ!?」
「ほほぅ? 付け根とかはどうや?(さわさわ)」
「ら、らめぇえええええ!!」
あ、やべぇ股から汗が・・・
局部の布が濡れ始め、床を水たまりにした
「不思議な感触やったわ、羽と尻尾生えとるなんて、変わっとるなぁ」
「はぁ・・・はぁ・・・うぅぅ、汚されちゃったよボルテール・・・・」
「あ、掃除は自分でしといてな? ウチ車椅子やし」
「なにげに酷い!? というかどうやって俺を助けたし・・・」
「八神流車椅子術に、死角はないで!」
「なんという車椅子幼女」
「幼女言うな! それい言うたらキャロも幼女やで?」
「しまった・・・俺は幼女という設定だった・・・orz」
「設定って・・・」
「体は幼女、心は紳士、その名は守護龍少女キャロ・ル・V・ルシエ!」
「ダウトや!」
「どこが!?」
「いきなり胸を揉んだセクハラ幼女とちゃうんか?」
「スキンシップも許されんというのか! というか、人の羽をと尻尾をさんざんいじっていおいて、今更ナイワー」
「承諾済みやん」
「そんなしょうこがどこに「ここにボイスレコーダーつきの携帯があってやな」マジすいませんっしたー!」
守護龍少女キャロ・ル・V・ルシエ 始まります
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