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2012年5月31日(木) 19:14 |
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大学の秋入学、岡山市で公開討論会
大学のグローバル化などを目指し、東京大学を中心に、入学の時期を春から秋に変える秋入学への移行の議論が進んでいます。 大学・政府・企業を巻き込んでの実施に向けた議論はこれからですが、すでに賛否両論が出ています。
東京大学が打ち上げた秋入学への移行です。 岡山市で開かれた討論会には、日本全国の大学関係者ら400人以上が参加し、その関心の高さが伺えます。 入学時期を世界各国とあわせることでさらなるグローバル化をというものですが、関心の高さと期待は比例していないようです。 入学試験や高校の卒業式、大学の入学式や卒業式はもちろん、企業の入社まで、日本ではすべて春に行われてきました。 そのうち、入学式と卒業式を世界各国の大学と同じように春から秋に移行する。 これが東大が打ち上げた秋季入学です。 しかし、これによって入学前と卒業後に半年間、ギャップタームと言われる空白期間が生まれるのです。 この期間を生かせるかどうかが、秋入学導入のひとつのかぎになります。 日本の最高学府・東京大学を中心に始まった秋入学への議論です。 形から入るのではなく、学生や社会の意識の改革がまず必要なのかもしれません。
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