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新潟知事 大飯同様の判断なし
6月1日 11時9分

福井県にある関西電力大飯原子力発電所の運転再開を巡り、野田総理大臣が先月30日に、みずからの責任で決める考えを示したことについて、新潟県の泉田知事は、「柏崎刈羽原発についてはこういう判断をすることはありえず、全く影響しない」と述べて政府の判断を批判しました。

野田総理大臣は、先月30日、大飯原発の運転再開を巡る関係閣僚会合で、「日本の経済社会全体の安定と発展のため原発は引き続き重要で、安全が確保された原発は再起動させる必要がある」と述べて、福井県とおおい町の判断を得て、みずからの責任で運転再開を決める考えを示しました。
これについて新潟県の泉田知事は、先月31日の定例会見で、「まだ福島第一原発の事故原因の究明が終わっていないし、対策も終わっていない。そのなかで『安全』だとか『暫定的な安全』だとか、言うことが変わっていて、大いなる疑問を感じる。柏崎刈羽原発については、こういう判断をすることはありえず、全く影響しない」と述べて政府の判断を批判しました。また、大阪市の橋下市長が、大飯原発の期間限定での再開を容認する考えを示したことに対し、泉田知事は、「柏崎刈羽原発では期間限定の再稼働はありえない」と述べて、再開にあたっては、福島第一原発の事故の検証が必要だとする考えを改めて強調しました。

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