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国際
重要情報が筒抜け? 親北議員が続々進出 韓国国会波乱含み 13議席に躍進の統合進歩党
【ソウル=黒田勝弘】4月の総選挙を受けた韓国の新しい国会が5月30日にスタートしたが、13議席に躍進した親・北朝鮮派の統合進歩党の動きに関心が集まっている。親北議員も“議員特権”を背景に国家機密への接近が可能になり、安全保障や軍事関連の重要情報が彼らを通じ北朝鮮に筒抜けになる危険性があるため、懸念の声が高まっている。
親北・左翼政党である統合進歩党は総選挙の際の比例代表候補選出に不正があったことから内紛が激化し分裂状態だが、13人のうち6人が「主体思想派」といわれる親北強硬派。党内主流派で不正事件の中心として世論の激しい非難を浴びながら議員辞退要求を拒否し“議席維持”に強い執着を見せている。
主流派の代表格である李石基議員は1990年代に地下組織「民族民主革命党」事件で逮捕歴がある筋金入りの親北闘士。今も北朝鮮とは何らかのつながりがあるとみられているが、国会議員以上に問題視されているのが議員補佐官たち。過去の北スパイ事件関係者など親北活動家が多い。
議員1人当たり9人の補佐官の身分が保証されているため今回、大量の親北活動家が国会に進出し、各種の国家情報に接近できることになった。
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