NHK高知県のニュース　高知放送局

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小学校教頭飲酒運転で懲戒免職

高知県教育委員会は四万十町の県道で酒を飲んで車を運転し、事故を起こした直後に警察に届け出なかったとして四万十町の小学校の教頭を懲戒免職処分にしました。懲戒免職処分を受けたのは、四万十町立興津小学校の浜田吉史教頭（５４）です。
高知県教育委員会によりますと浜田教頭は５月１１日の午後９時２０分ごろ、学校近くの集会場で行われたＰＴＡとの飲み会に出席して▼ビール大瓶３本▼日本酒２合を飲んだあと自分の車を運転し、学校近くの県道で農業用ハウスの一部を壊す事故を起こしたということです。
しかし、浜田教頭は、警察に届け出ずにそのまま車両を放置し、現場に駆けつけた保護者とともに２次会の会場にタクシーで向かい警察には事故の２日後に届け出たということです。
また、浜田教頭は、事故の直後に北岡義彦校長（５２）に連絡し、北岡校長も浜田教頭が２次会に向かったあとに事故現場に駆けつけたということですが、そのまま２次会の会場に向かったということです。
このため、高知県教育委員会は、▼浜田教頭を懲戒免職処分とするとともに▼北岡校長も監督責任を怠ったとして減給１０分の１、６ヶ月の処分にしました。
高知県教育委員会の調べに対し浜田教頭は、「酒に酔っていて歩いて帰るのが難しいと思って車を運転してしまった。事故直後に通報しなかったのは立場を考えて自分の身を守ろうとしたためためだ」と話しているということです。
また、北岡校長は「出席の返事をしていたのでどうしても２次会に行かなくてはいけないと思っていた」などと話しているということです。
高知県教育委員会は、「教頭が起こした重大で遺憾な事件であり、校長も管理者としての責任を問われるべきと考えて厳しく処分した。県民の皆様の信頼回復に努めてまいります」と話しています。

05月31日　21時28分

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