スペシャルインタビュー Special Interview

常に人々の心に届く歌詞とメロディーを紡ぎ続けるMr.Children。彼らが歩んできた20年間、移り変わる時代のなかでさまざまな出来事が楽曲に与えた影響、そしてずっと変わらないメッセージ。20周年を区切りとせず、動き続けていくMr.Childrenのこれからを聞いた。
全3回のインタビューをお届けします。

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20th Anniversary

メジャー・デビュー20周年を迎えたMr.Children

メジャー・デビュー20周年を迎えたMr.Children。その記念すべき年にリリースするのが「Mr.Children 2001-2005 <micro>」と「Mr.Children 2005-2010 <macro>」だ。彼らにとって2001年以来のベスト・アルバムであり、収録されるのはそれ以降、現在に至るまでの楽曲である。桜井和寿の話を聞こう。

「僕らがデビューしてからの最初の10年は、自意識過剰なくらいバンドの在り方を探してた時期で、時間的にもとても長く感じられたし、それをいったんベストで区切ること自体、抵抗があったし、大きな決断でもあったんです。ただ、そこを過ぎてからは意識も変わって、もう一度、リスナーと一緒に音楽を鳴らしていこうという覚悟を決めたんですね。そしたら音楽をやる楽しみもどんどん増していって、振り返ればあっという間の10年間でした」

選曲はどのように決めたのだろうか。プロデューサーの小林武史に、そのあたりを尋ねてみた。

「Mr.Children 2001-2005 <micro>」と「Mr.Children 2005-2010 <macro>」

「これはメンバーも僕もスタッフも含め、みんな思っていることだろうけど、どの曲にも思い入れはあるし、どうでもいい曲なんてひとつもないわけなんです。ただ、曲によってはその後のライブで変化したりしていて、そのあたりをどう捉えるかだったりもしたけど、最終的にはすべてを客観的に見て最大公約数的なとこで落ち着きました。でも大切なのは、ただベストを出すだけじゃなく、今年再び『POPSAURUS』のツアーをやることでこれらの曲をいったん肉体のなかに通してね、そこから次へ向かえることなんですよ」

すでにツアーは始まっており、<micro><macro>からも多くの作品が演奏されていることだろう。区切りの年とはいえいったん停止するのではなく、動き続けていくのが彼ららしい。
ちなみに今回のベスト・アルバムのタイトルだが、ジャケットからは太陽がイメージされる。しかしこれ、コンセプトというほどではない。

「言葉から先に考えて音楽を作っているのなら、この時期はラブ・ソングが多く、ここからは社会や生活を歌うようになったみたいな対比も可能だろうけど、僕らは常に音楽を、意にまかせてやっていて、だから20年たった今も、相変わらずあっち行ったりこっち行ったりしてる感覚なんですよね(笑)。ただ、太陽みたいに循環し合うもののなかに意味を見つけてきたのがこのバンドでもあるので、<micro><macro>と、ふたつ別々のものとして出せて良かったと思ってます」。そう笑顔で話す桜井の意を受けて、次はそれぞれのアルバムの聴きどころを探っていくことにしよう。

インタビュー・文:小貫信昭

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