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実は資金集めに苦労しているパトリック・チャン(その1)

グランプリシリーズもロシア杯を残すのみになりました。
フランス杯。織田選手は、膝の怪我が再発したのか、残念な結果でした。棄権した方がよかったんじゃないでしょうか。焦らずに休んで治療してほしいです。村上選手は今回はメンバーが厳しかったと思います。昨季より難しいことに挑戦しているそうなので、すぐには結果が出ないかもしれませんが、中国杯よりはよくなっている印象を受けたので、次に期待。
 
今のところ、日本選手のファイナル確定は高橋選手と鈴木選手のみですが、浅田選手はきっと次で決めてくれるでしょう。小塚選手は他の選手の結果次第。羽生選手も優勝すれば可能性がありますね。
 
今日は、パトリック・チャン選手について書きます。
フランス杯ではミスが多く、それでもやっぱり優勝。
出来としては二位のナン・ソン選手の方がはるかによかったですね。
ただ、高橋大輔選手のNHK杯の演技を何度も見てしまった目でナン・ソン選手の演技を見ると、申し訳ないけどものすごく下手に見えちゃう。同世代だったら羽生くんの方がジャンプもきれいだしずっと上手だと思うな。ナン・ソン選手の後にチャン選手を見るとミスはあってもやっぱり上手いなと思います。でも、美しい体操を見ているみたいでフィギュアスケートの醍醐味である「スポーツと芸術の融合」っていう感じは個人的にはしません。
 
ここからが本題。
私がいつもお邪魔しているJapan Figure Skate Forum でちょっと前に話題になったことなのですが、スケートカナダの会場でなんとチャン選手の直筆サイン付写真パネルが一枚20カナダドルで売られていたというのです。現地にいた人のツイッターでこのパネルの写真を見ましたが、「収益は100%チャン選手のトレーニング費用に当てられます。私たちの世界チャンピオンをサポートしましょう。」と書かれていました。
 
スケートカナダはテレビで見ましたが、高橋選手や鈴木選手が演技の後ファンの方から抱えきれないほどの花束やプレゼントを受け取ってキスクラに向かっていたのに対し、チャン選手は一つも受け取らずにキスクラに行っていたんですね。テレビに映らなかっただけで、実際はたくさんもらってるんだろう(地元だし)と思っていましたが、資金集めをしているのだったら、花なんかもらうより写真を買ってもらったほうがいいですよね。ひょっとしたら花は断っていたのかも・・・と思いました。
 
ちょっと調べてみたら次のような情報も。チャン選手の資金集めパーティーのご案内です。
主催はFCCPという中国系カナダ人の団体(医師や弁護士など知的専門職の人の集まり)。
 
 
チャン選手の年間トレーニング費用は驚くことに6桁(数十万カナダドル、日本円だと数千万円ですかね)にもなるって言ってます。世界チャンピオンになっても自動的にお金が入ってくるわけじゃない。ソチ五輪でカナダ男子シングル初の金メダリストになるのが彼の夢で、そのためにはあなたの支援が必要ですと。
 
彼は昨季の世界選手権で93点をたたきだしたSP(take five)を今季も使っています。怪我で滑る機会が少なかったとか(今シーズンのブレジナ選手や五輪シーズンの高橋選手)、いい演技が出来なかった(今シーズンの浅田選手)とかならわかるのですが、世界チャンピオンになった彼がなぜ同じプログラムを今年も使うのか、私は疑問に思っていました。これはフォーラムで聞いた話でソース未確認なのですが、実は「お金がかかるから」というのが理由らしいです。彼の振付師はローリー・ニコル。チャン選手本人が「ローリーがジャッジに僕のことをよく言ってくれるから、点が出る。」みたいなことを言っていましたね(2010年、カナダ杯)。ライサチェックが五輪で優勝できたのもニコルさんの力が大きく働いたと言われています(知らない方は、インマン メールで検索してください)。いくらか知らないけどその彼女に払う振付料(ジャッジに対する売込みも込みで?)がチャン選手の大きな負担になっているのではないのでしょうか?
 
ー続く―
 
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こんにちは 主さま

チャン選手は玄人受けNO1選手ですが、スポンサーは素人なので彼の魅力は判らないから資金を出してくれませんね。

今まで通りローリー女史の勝利優先プログラムを続ける限り資金難は続くと思います。
カナダにはカートやボーンとか彼をもっと素敵にしてくれる振付師はいると思うのですがあの銀河点プロから簡単には抜けられないでしょうね

チャン選手 今年は故障しているのでしょうか。スピンが去年ほどよくないような気がします。
ISUは彼の味方ですが前途は多難そうですね。

2011/11/21(月) 午後 0:39 [ reikokisida ]

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reikokisidaさん、コメントありがとうございます。
このやり方は勝つためにはいいのかもしれませんが、彼の人気にはマイナスですね。

2011/11/21(月) 午後 3:16 [ butterflyfish ]

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こんにちは〜
他とは一味違う、興味深い情報、いつも楽しみにしてまう。
ありがとうございます。
で、チャン選手なんですが・・
持越しプログラムの多い理由が、振付料にあったなんて!
そうか・・。
私はずっと、彼が実はあんまり器用なスケーターでない、自信満々に見えて、本質はびびり〜なので、2シーズン滑り込んでやっと、自信がつくからかと思ってました。(SP,FPどっちかは、前シーズンと
同じにして、本人の気持ちを楽にさせる作戦)本人も、毎シーズン
全部新しいプログラムは、僕には無理!って言ってたので・・。
資金という面の問題もあったんですね。ローリー、あれだけ可愛がっているのだから、ディスカウント料金で作ってあげればいいのに。
遠足に、お金なくておやつ持ってこれない子供が「おれ、お腹すいてなし〜。」みたいに、いじらしく去勢張ってたのね・・・。

2011/11/23(水) 午前 9:29 [ りーま ]

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りーまさん、コメントありがとうございます。プログラム持ち越しの本当の動機はチャン選手本人にしかわかりませんが、持ち越すことによって金銭的な負担だけでなく、精神的、肉体的な負担も随分軽くなるのは確かですね。

2011/11/23(水) 午後 5:50 [ butterflyfish ]

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内緒コメントの方、ご指摘ありがとうございます。

フィギュアはお金のかかるスポーツで資金面で苦労している選手が多いことは私もわかっているつもりです。商業活動が認められるようになっても、潤ったのは一部の選手のみですね。ただ、この記事をチャン選手に対する批判と受け取られてしまったとしたら残念です。なぜなら私が批判しようとしているのは、彼の背後にいる人たちだからです。後半はもう少し配慮して書きたいと思いますので、後半を読んでから判断していただきたいと思います。

2011/11/24(木) 午前 0:27 [ butterflyfish ]

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こんにちは、Canadaからです。:D
カナダに住んでいると色々な事が聞こえて来るのですが、カナダのスケ連もフィギュアスケート界も依然として根幹にアマチュア思考が残っているように感じます。勿論商業的ショーへの出演のスケ連の許可も必要ですが、ショーへの出演料もCPSの賞金さえその何%かをスケ連に納めなければならないと耳にしたことがあります。
パトリックも例外でなく、五輪で頂点に立ってすぐに引退したかったのも、ご両親への経済的負担を思えば無理からぬことで、彼が、年中屋内のスケートより、屋外で気持良くプレー出来るゴルフをやりたいと言っていた真の理由もそこにあるのではないかと感じています。
そう考えると、一流所振付師の100万円超の振付料もバカにはなりませんよね。で、ニコル女史が、彼の振付け料を値引きしているかは定かではありませんが、彼女はカナダで税金を払っているカナダ人で、カナダスケ連の裏事情も心得てますし、何より彼の元コーチ。恐らく真央選手やコストナー選手に請求する振付料より安くしているのでは?と個人的にそう思ってます。

2011/11/29(火) 午前 4:18 [ can*dak*ra ]

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Canadaからさん、コメントありがとうございます。英語版のwikiだとニコルさんとクラールさんの二人が現コーチということになっています。ISUのプロフィールにはクラールさんだけで、キスクラに座っているのもクラールさんですが、ニコルさんはチャンのコーチを辞めたのでしょうか?

2011/11/29(火) 午前 10:26 [ butterflyfish ]

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>ニコルさんはチャンのコーチを辞めたのでしょうか?
これは、ISUバイオの方が正しいと考えた方が自然だと思います。どの試合だったか記憶が曖昧で申し訳ない(汗)のですが、メインコーチをクラールさんにしたような事をCBCのキャスターが言っていた覚えがあったので元コーチとしました。実は、ISUバイオは、butterflyfishさんのお返事の後に見たのですが、元コーチ欄ににもニコルさんの名前が記載されていないので、元々コーチ的振付師(昨シーズンからの真央選手に対するタラソワさん的立場)だったようですね。:D
実際、2006年にコルソン氏が交通事故で急逝されてから、昨シーズンにクラールさん(米国、コロラド拠点)に落ち着く迄、3人もコーチが変わり、前コーチのロウズ氏(米国、フロリダ拠点)が、パトリックのコーチをおりたのが五輪直前の1月で、氏が後任としてカナダスケ連に推薦したのが氏の教え子のニコルさんだった経緯もあり、元々臨時コーチだったのだと思います。コーチと五輪金メダルの国民の期待に関しては、パトリックも真央ちゃんとよく似た状況にあったんですね。

2011/11/29(火) 午後 2:06 [ can*dak*ra ]

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御免なさい、1つ書き落としました、(汗)
ロウズ氏は、故コルソン氏の生徒でしたので、パトリックとは、大部歳の離れた兄弟弟子となります。また、技術的指導を受け始めたクラールさんの拠点のコロラドとロウズ氏の拠点フロリダは、時差3時間の遠距離で、ロウズ氏にとって移動の大変さもあってのコーチ降板だったとの事です。(ソース:http://web.icenetwork.com/news/article.jsp?ymd=20100108&content_id=7892404&vkey=ice_news)

2011/11/29(火) 午後 2:34 [ can*dak*ra ]

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書き落としついでに(苦笑)色々自分なりにニコルさんとパトリックの関係を再度調べたのですが、ニコルさんは、コルソン氏亡き後ずっとパトリックの振付師で、コルソン氏の孫弟子でもあり、何より彼女は、カナダ国籍を持つカナダ在住のカナダ人ですし、コーチや振付師或はスケ連関係者が、ジャッジに自分の生徒、振付、自国選手をアピールする事は、頻繁に行われており、そんなに特異な事ではありません(モロゾフ氏も昨季のフローランのFPを自分の傑作だって言ってましたし)。
こういった背景を改めて確認するとパトリックとニコルさんの関係は、小塚君と有香さんの関係に少し似ている気がしました。
で、まあ、あくまでも自分の推察の域は出ませんが、パトリックが他の振付師に振付けを依頼しないのもニコルさんが、彼の振付料を安くしてくれているせいなのかな?と思ったりします。:D

2011/11/29(火) 午後 10:22 [ can*dak*ra ]

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カナダからさん、いろいろと情報をありがとうございました。

2011/12/1(木) 午前 0:42 [ butterflyfish ]

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