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橋下市長 大飯原発再稼働“事実上容認”
5月31日 12時11分

橋下市長 大飯原発再稼働“事実上容認”
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福井県にある関西電力大飯原子力発電所の運転再開について、大阪市の橋下市長は31日、記者団に対し「事実上容認する」と述べ、この夏を乗り切るために大飯原発の運転再開を容認する考えを初めて示しました。

関西電力大飯原発の運転再開を巡っては、30日に関西広域連合が「運転再開は限定的なものとして適切に判断するよう政府に強く求める」という声明をまとめ、野田総理大臣は、立地自治体である福井県などの判断を得て、みずからの責任で決める考えを示しました。これについて橋下市長は31日、記者団に対し「事実上容認する。夏をどうしても乗り切る必要があるなら、大飯原発の3号機と4号機については暫定的な安全基準に基づく暫定的な安全判断に過ぎないが、容認する。国民には、暫定的な基準に基づくものだときちんと示したうえで、理解していただくしかない」と述べ、運転再開を容認する考えを初めて示しました。さらに橋下市長は、運転再開は、あくまでもこの夏を乗り切るためのものだとしたうえで、「期間限定の再開だということは今後も政府に言い続けていく。もし夏が過ぎても原子力規制庁での新しい安全基準が見えないなかで、大飯原発をそのまま動かしていれば『それは違う』ということを政府に言っていく」と述べました。

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