紫外線とお肌の関係
一昔前までは、こんがりキツネ色の肌が魅力的だとされていたころもありました。
今では多くの女性が「こんがりキツネ色だなんてとんでもない!」と言うでしょう。
紫外線がお肌に良くないという認知は、ここ数年でぐっと上がってきたかと思います。
若い頃に無意識に浴びていた紫外線は、10年20年経ってシワやシミとなって現れてきます。
そのころ後悔しても遅いのです。
事実、顔や首、手などに見られるシワやシミの約8割は紫外線が原因だとされています。紫外線が皮膚に当たると、皮膚表面に活性酸素が発生します。それにより、色素細胞メラノサイトの働きが活性化され、チロシナーゼの生産をスタートさせます。
チロシナーゼがメラノサイトの中のチロシンと結合してメラニンを生成。
このメラニンが肌を黒くするもとで、これが「日焼け」です。
しかし、黒人の方を見れば分かるように、メラニンは決して悪者ではありません。紫外線の刺激から細胞を守るための防衛反応なのです。