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事件
【中国書記官スパイ疑惑】「妻はアナウンサー」で日本語でジョーク 松下政経塾時代の民主党議員と接点も
2012.5.29 19:30
書記官は、インターンの特別塾生として平成11年4月から、中国社会科学院の推薦で松下政経塾(神奈川県茅ケ崎市)に入った。塾で現在の民主党議員らとの接点をもったとみられる。
同期だった森岡洋一郎衆院議員(37)=民主党=は「控えめなタイプだった」と振り返る。書記官は冗談を飛ばせるほど日本語が堪能で、誰にでも取り入れる才覚があった。「妻はアナウンサー」と自慢気に語る姿もみられた。ただ、自分の過去や経歴を語ることはなかったという。
約9年前には元参院議員秘書の平山喜基氏(37)が、JR新小岩駅(東京都葛飾区)前で偶然出くわした。「商売をしている」。書記官は近況を語ったという。「塾では先輩議員などツテを頼るのは当然。人脈を広げ活動に生かしていたはず」。平山氏はそう推測した。
最近では22年秋ごろ、書記官は大使館のパーティー招待状を届けに国会内の森岡氏の事務所を訪れた。その際、森岡氏は不在だったが、「政経塾時代の知り合い」と説明していたという。誘いの電話が何度もあったが、森岡氏は出席しなかった。「その後は没交渉になった。何かを頼まれたこともない」と話す。
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