首都圏をターゲットにするジェノサイダー達。
島村教授をおとしめた連中は、いったいどういう人達であろうか。
一. まず島村教授を告訴した北海道大学学長は、いったいどんな意図があったのだろうか。身内の恥をさらすのを防ぐのが学長の役割なのに、それ以上の力が働いたのだろう。その力とは何か。
二. 北海道大学は、官立の大学で、文部省の支配下にあるといえる。この文部省の役人が、島村教授を、なんとかしろ、さもなくば予算をカットする。とプレッシャーをかけたとすれば、北海道大学の学長は、このプレッシャーに屈服したのだろう。
三. 地検は、国策逮捕を称して、国に都合の悪い男だから逮捕してしまえ。という意志が働いた。
四. 逮捕が告訴にいたらないまでも、島村教授の権威と実績を否定さえしてしまえばいいという目的であれば、ジャーナリズムを使えばいい。
五. そのジャーナリズムは、いつも官のPRをする新聞社を選べばいい。その新聞社は毎日新聞である。しつこく、島村教授をおとしめる記事を書きつらねている。
毎日新聞は地震に関しては、でっちあげの前科者である。それは、椋平幸吉、虹のおじさんをおとしめたことで有名だ。
また、大森実という外信部の記者が、先物取引相場を追いかけていき、そうとうなところまで追いつめ、記事を書いていたのが役人と業者から途方もない金をつかみ、アメリカにとんずらしたのである。
私(日本地震予知協会の代表)の例でいえば、サンデー毎日から地震雲の写真を送って下さい。記事にしますから、という連絡があった。しかし、その写真はサンデー毎日では使われず、毎日系のテレビの中で、私の写真が使われていた。しかも、「これは地震雲ではありません。」と否定の材料に使われていた。
どういうわけか原稿料だけは送られてきた。また、私が著書「巨大彗星がすべての地震の原因だった」を出版したとき、サンデー毎日は、私を名指しで地震雲の否定の記事を書いた。
要は、毎日新聞、官庁の地震関連部署とPR契約を結んでいる節がある。すなわち、税金でPRを受けもっているということだ。
これらはジャーナリズムの良心などみじんもない。官と手を組んだPR会社の仕事は、たまたまPR会社の社長と親しかったので、その手順を教えてもらった事がある。
まず記者に個人的に相当の金を渡す。そして、その周辺にもそうとうの金をばらまく。記者は、目的のために巧妙に記事をかく。金をもらったため、その記事には正義はないどころか、犯罪行為である。
ジャーナリストに記事を書かせた勢力は、いったいどんな連中か、これがジェノサイダー達の正体である。
各省庁の地震関連の役人、とりわけその意を組んだ各省庁の次官、この会議が島村逮捕の指令を出す。文部科学省は北海道大学に指示をし、自治省は検察関係に協力を要請する。そして、それぞれの省庁はPR会社を通してジャーナリステイクに書き立てる。そして、ヨーイドンということになる。
これが島村教授の名誉と実績を否定しようとする謀議であっただろうと思われる。
しかし、彼等のあせりには大誤算があった。それを以下に述べよう。
現在の大勢における地震対策は、犯罪であることは衆目の一致するところである。
まず第一に弾性反発論がインチキそのものであることだ。そのインチキ理論の推進者達が予算をにぎっている。この予算がジェノサイダーの打ち出の小槌なのである。
打ち出の小槌とは、弾性反発論である東海沖の巨大な敷設は、この理論にのっとっているのだ。だが、もし、この打ち出の小槌がにせものであるとわかれば、打ち出の小槌は消え失せてしまう。島村教授は「公認 地震予知を疑う」の中で、東海沖地震の根拠を否定しているのだ。
すなわち、打ち出の小槌はないといっているのだ。同時に、役人と学者のインチキ性を指摘しているのである。
島村教授逮捕劇は、薮蛇である。かつて東海沖に歪計を設置して、地震の予知ができるとした大勢側は、その前に民間で絶対的な信用のあった椋平幸吉をおとしめることを計画した。彼等は、少年少女の科学読物を使って椋平虹を否定しまくっていた。その張本人の一人、力武常二は、死ぬまで「虹と雲はだめだ」といい続けた。しかし、大勢の東海沖の歪計は、全く予知不可能と北海道大学の先生方に否定された。それは、北海道東方沖、M8.2の地震の際、歪計の設置がしてあったにも関わらず、何の反応も示さなかったからである。
そして今回は、打ち出の小槌の危機をどう防ぐかというのが、島村教授逮捕劇である。しかし、何故島村教授が邪魔なのか、それは弾性反発論や、公の地震予知の批判ではなく、彼の研究そのものに理由があるのだ。
坪井忠二博士の地震体積説は地震のエネルギーは地球内部からの輻射熱である、としている。彼のこの理論を証明するのは地震雲の研究と、電磁気の研究である。しかし、それにもまして海底地震のデーターが決定的な証明となるのである。
それは、太平洋側の地殻には地震は発生しない。大陸プレート側の受けのところにのみ地震が発生しているというのである。すなわち輻射熱は、大陸プレート側の受けのところにのみ生ずるからだ。
すでに、島村教授はこのことを発表している。そして、間違いなく、地震体積説の証明となるデーターである。
人々が、このことを知れば、今回の島村教授の逮捕は、犯罪グループ、打ち出の小槌グループの巨悪を知ることとなる。しかも、首都圏民は、税金を使って自らの首を締めていることになる。
今まで、巨悪達の仕組みが目に見えなかったけれど、ここにきて島村教授逮捕がどんな意味をもつのか衆目にさらされたということだ。まさに、ジェノサイダー達は、薮蛇だったことに気付くはずだ。
もし次官会議の決定、島村教授逮捕のシナリオを小泉首相が承知していたとすれば、彼の行革はナッスイングだ。
2006年2月6日
佐々木洋治 |