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'12/5/30

エミュー飼育、事業化へ



 オーストラリア原産の鳥・エミューのつがいが、出雲市大社町のブドウ園で飼育されている。同市今市町、コンピューターソフト開発「いずもWeb」の松田新一社長(44)が、事業化を目指し昨年6月から飼い始めた。繁殖させて卵や食肉、加工品の生産・販売などを見込んでいる。

 2羽とも1歳で、体長約160センチ、体重約50キロ。雄は「山田さん」雌は「鈴木さん」と名付けた。当初は社内で飼っていたが、大きくなったため、同10月ごろ、知人所有のブドウ園の一画を借り、柵を設けて2羽を移した。

 2年前、北海道でエミューの家畜化に取り組むベンチャー企業をテレビ番組で知り、同社に問い合わせて2羽を6万円で購入した。飼育しやすく、産卵数が年間約30個と多いため、事業化が可能と判断したという。

 エミューは生後約2年で成熟し、卵を産み始めるという。松田さんは「脂を使って化粧品など特産品開発も目指す。事業化に成功すれば、飼育場所を拡大し地域の休耕地の有効活用につなげたい」と話している。

【写真説明】エミューに餌を与える松田社長




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