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【社会】

好意?いたずら? 「植毛」3回 世田谷の波平さん

毛が抜かれた状態の波平さんの銅像=東京都世田谷区で

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 頭の毛が二度にわたって抜かれた、東京都世田谷区の桜新町駅西口に立つ国民的漫画「サザエさん」の波平さんの銅像で、今度は頭に毛を生やすいたずらがこれまでに三度あったことが三十日、関係者への取材で分かった。(山内悠記子)

 銅像を設置した桜新町商店街振興組合によると、毛は本体と別の部品になっている。二度目に抜かれた二十日以降、波平さんの頭はつるつるのままだったが、三十日早朝、長さ約十五センチの針金が付いているのを、周辺を掃除していた組合関係者が発見、撤去した。

 毛が最初に抜かれた七日以降にも二度、ビニールや紙で作った毛を「植毛」され、そのたびに関係者が撤去。いったんは予備の毛を取り付けたが、再び抜かれたため、様子を見ていた。

 同組合は今週末にも本来の弾力のあるワイヤ製の毛を植える「植毛式」を行う予定。組合の坂口賢一理事長(45)は「波平さんを気の毒に思っての好意かもしれない。本物の植毛はもうすぐなので、商店街に任せて」と話している。 

 

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