川内原発稼働停止求め提訴 [05/30 18:16]

川内原発は危険な地域にあり重大事故のおそれがあるとして鹿児島など南九州3県の住民らおよそ1100人が、国と九州電力を相手に川内原発の稼働停止を求める訴えをきょう鹿児島地裁に起こしました。訴えを起こしたのは鹿児島、宮崎、熊本などの住民を中心とした全国のおよそ1100人で、国と九電に対し、現在、運転を停止している川内原発を今後も稼働させないよう求めています。訴えによりますと、住民らは福島第1原発の事故で、原発自体の危険性が明らかになった上、川内原発は日本最大の活断層が近くの海底を通るなど極めて危険な地域にあり、重大な事故が起きる危険性があると主張しています。この訴訟の特徴は、原告が公募で集まった市民という点で、その数は1114人。きょう午後、弁護団と原告団およそ100人が鹿児島地裁に訴状を提出した後、報告集会を行いました。現在、1号機、2号機ともに運転を停止している川内原発。九電は去年12月、川内原発再稼働の条件となるストレステストの1次評価結果を原子力安全・保安院に提出しています。今後、安全性が確認されれば、再稼動に向け国が地元に協力を求めることになります。しかし、原告団は福島第1原発事故の例をあげ、原発事故が起きれば、健康や地域に取り返しのつかない事態になるとして、再稼働そのものに反対しています。同じような訴えは、玄海原発がある佐賀県でも、4000人あまりの原告団が九電と国に玄海原発の操業停止を求め、提訴しています。訴えに対して、九電側は「今後訴状の内容を詳細に検討した上で、適切に対応したい」とコメントしています。


WindowsMediadownload WindowsMedia
WindowsMedia 56kbps WindowsMedia 300kbps

Copyright(c) Minaminihon Broadcasting Co.,Ltd. All rights reserved.
【MBCニュース一覧】 モバイルはこちら
・自転車モデル校 指定書交付式[05/30 19:01]
・県高校総体 ソフトテニス・テニスの結果[05/30 18:54]
・県高校総体 ソフトボール決勝[05/30 18:41]
・バド前田美順選手 五輪に向け会見[05/30 18:32]
・日置市と鹿児島銀行がパナソニック問題で協定[05/30 18:21]
・川内原発稼働停止求め提訴[05/30 18:16]
・長島町の“赤潮警報”解除[05/30 16:00]
・鹿児島市で動力運搬車転落 男性死亡[05/30 15:56]
・子どもへの虐待 相談件数、認定件数が減少[05/30 11:54]
・市電100周年 観光レトロ電車名前公募[05/30 11:50]
・全線開業「プラスの影響」16.9%[05/30 10:39]
・DV相談、2年連続で800件超える[05/30 08:01]