NHK愛媛県のニュース 松山放送局

高校教諭が盗撮容疑で逮捕

先月4月、新居浜市で女子高校生のスカートの中をビデオカメラで盗撮したなどとして県立高校の41歳の教諭が、県の迷惑防止条例違反の疑いで警察に逮捕されました。
この教諭の自宅からは盗撮と見られる動画が少なくとも200本以上見つかっていて、警察では常習的に盗撮していたとみて、余罪を調べています。
逮捕されたのは、県立新居浜南高校の教諭、井出晃久容疑者(41歳)です。
警察によりますと、井出教諭は、先月27日、新居浜市内にある文化施設で、女子高校生のスカートの中を後ろからビデオカメラで盗撮したほか、先月30日にも松前町にある商業施設内の衣料品店で、27歳のアルバイト店員のスカートの中を、車の鍵の形をしたデジタルカメラで盗撮したとして、県の迷惑防止条例違反の疑いがもたれています。
警察によりますと、先月30日に、警察官が、女性に近づいて不審な動きをしている井出教諭を見つけ、職務質問したところ、盗撮目的だったことを認めたため事件が発覚しました。
その後、教諭の自宅からカメラやSDカードなどおよそ20点を押収して調べを進めた結果、盗撮と見られる動画が少なくとも200本以上見つかりました。
調べに対して、この教諭は容疑を認めているということです。
この教諭は勤めている高校でも盗撮をしていた可能性が高く、警察では常習的に盗撮を繰り返していたとみて、余罪を調べています。県立新居浜南高校の石崎学校長はNHKの取材に対し、「教育者としてあってはならず、学校への信頼を損なう行為だと考えている。被害にあった方、地域の方に深くお詫びしたい。今後は教職員への指導を徹底し、教職員一丸となって信頼回復につとめたい」と話しています。
県教育委員会の竹本公三指導部長は記者会見し、「公務員としてあるまじき行為で、誠に遺憾に思う。再発防止につとめ、信頼回復に努めて参りたい」と謝罪しました。また北須賀逸雄高校教育課長は「教諭の処分については、逮捕の事実重く受け止め、教職員の懲戒処分の指針に基づいた厳正な処分を行いたい。今後、こういった不祥事が二度と起きないように職場研修などを行い、服務規律の徹底につとめたい」と話しています。
県教育委員会は、事件を受けて、すべての県立学校に綱紀粛正を徹底する通知文を送付すると共に、近く、臨時の校長会を開き、各学校で再発防止策に取り組むよう指導することにしています。

05月30日 12時03分

愛媛県のニューストップへ

ご覧になりたい地域を地図から選んでください

未登録のニュース

登録

解除

    未登録のニュース

    登録

    解除

      マイエリアの登録方法

      表示したい都道府県を最大2つまで登録することができます。

      1. 未登録の場合は「登録」ボタンをクリックします。
      2. 登録したい都道府県を地図から選択します。
      3. 確認ボタンをクリックすると登録が完了します。

      ※登録した都道府県を変更するには「変更」ボタンをクリックします。