お待たせしました。なかなか更新出来ずにすみません。
まず、このワックスの使い方ですが、いたって簡単です!
まず、特徴から説明します。
このシリーズは、ベースワックスと、滑走ワックス、エッジ及びサイドウォール用の3つに分かれます。
良い点としては、ベースワックスを一度塗って処理すれば、なんと、次のチューンナップまでそのままでOKです。(通常は、パラフィンが主ですが、レスキューは硬度が高く、スキーのソールがケバ立つのを抑えてくれます。)
毎回からのワクシングは、時間にして、1分、余裕を持っても2分あればOKです。
毎回のワクシングは、アイロンも使用しません。
ジュニア達でも自分で出来ますね!
僕の場合は、エッジのチェックを今まで以上に、ゆっくりチェックする時間に充てています。
また、「侍」はエッジ及びサイドウォールの抵抗が減るため、ターン中の効果は、今までにない感覚です。
ワックスの持ちですが、こちらがキモです。通常のスタートワックスは、非常に高価です。私も使っていませんが、万円台の物を大切に取ってあります。
勿論良く滑りますが、スタートして良くて数百メートル程度(個人的に差があることと思われますが、私の場合、スタートから200メートルといったところでしょうかね。
間違いなく、1本勝負用ですね。(当然その為に開発されいますからね。)
レスキューの場合、先のスタートワックスとまではいきませんでしたが、通常の滑走ワックス以上のレベルです。それが、驚異的なことに、10本以上持ちます。
データーでは、組み合わせで、100km以上500kmとの事です。
実際に半日は余裕ですね!
私の場合、昨年は、スタートワックスを一切使用せずに、トレーニングや大会でテストしていました。
1日のトレーニングの内、お昼休憩後、もう一度、侍と一番を塗るだけで、1日中快適でした。
要は、毎回同じスキーの状態でトレーニング、試合に臨めました。
これって、すごく大切ですよね。
ワクシング方法ですが、
まずベースをつくります。注意することは、パラフィンワックスより、硬いので、チューンナップした後のスキーに使用する方が、より長く使えて経済的です。
ベースは、「いろは」または「奴」を使用します。
私の場合、湿っぽい雪、初すべり、春スキー用には、「いろは」、ハイシーズンには、「奴」を使用しています。
どちらも滑りますが、「奴」は980円とお値段もリーズナブルです。
チューンナップ後のスキーをワックスを剥がし、真鍮ブラシ、ナイロンブラシで、しっかりとストラクチャーを出しておいてください。
ベースを少量ずつ、振りかけていきます。
そして、ワックスアイロンを130℃に設定!(これが、ワックスがけしたことある方には、信じられない温度だと思います。私の場合、ワックスアイロンの温度設定をマックスでこの処理を行っています。ソールは焼けませんよ!
何故かというと、素材が違うのですよ!フライパンにテフロン加工ってありますよね、その現象です。瞬時に溶けたベースワックスが被膜を形成するため、大丈夫なんです!)
要領的には、ワックスをつぶすように塗り広げていきます。
*通常のパラフィンワックスでこんなことしたら、簡単にスキーが焼け焦げてダメになってしまうので、気をつけてください。)
次に、裏ワザですが、私の場合は、滑走ワックスの「一番」をスポンジに少量つけて軽く塗します。そして、もう一度、今度は、ワックスペーパーを使って余分なワックスを取っていきます。
(「一番」は超高濃度フッ素なので、ベースより比重が重いため、アイロンの熱で、溶けたベースのソールに近い部分に入り込みます。
乾かすのは、10分程度で良いです。非常に硬いワックスなので、2本塗ったら、すぐに1本目を剝す感じです。
スクレーパーで余分なワックスを削ります。この際も、ワックスの量が少ないため、粉状になって、少量しか削りカスが出ません。チューンナップルームは奇麗なままですよ!
その後、真鍮ブラシ、ナイロンブラシで仕上げます。
これでベース完成!どうでしょうか?
通常のワクシングと同様の作業で、次回のチューンナップでソールを削るまで持ちますよ!
ここからは、通常のワクシングになります!
滑走ワックスといったところです。
「一番」、「雪天」、「救極」の選択があります。
それぞれ、の特徴は、「一番」は、粉末状です。主に湿雪に効果がありますね。価格は7,980円です。
「雪天」は、ペースト状です。価格は、4,980円です。
「救極」は、液体です。「雪天」に「救極」を塗ると滑りすぎって感じです。
価格は、7,980円です。
それぞれ、2人で使って、1シーズンは持ちます。
仕上げに、「侍」エッジ&サイドウォール用の液体ワックスを小さな布に1,2滴たらして、エッジ及びサイドウォールに塗ります。
通常は、「一番」と「侍」の処理だけで、充分快適なスキーイングが楽しめます。
出かける前に、台所用のスポンジで、「一番」を、ささっと塗り、「侍」を布の切れ端で、エッジ&サイドウォールに塗ります。
(写真、1)のスポンジと「一番」の容器との間が、ワックスを塗った後で、白っぽくなっています。
ほんとに、軽く塗ってください。何故かと言うと、余分なワックスは、1本滑ると、必要なワックスは雪との摩擦抵抗でストラクチャー内に入り込みます。そして、余分なワックスは、落ちてしまいます。
ね!本当に少量ですみますので、厚化粧させなくてもよいのです。
極めて経済的です。
もう一つ、驚いたのは、静電気を除去する事を逆に利用してワックスを入り込ませている事ですね。
(写真、2)は、侍をエッジとサイドウォールに塗っています。これも、少量でかまいません。
1日滑る場合、お昼休憩後、同じ処理をするのですが、持ち運びの工夫として、汚い様な写真ですが、私の使い方を紹介いたします。
「一番」は、私を含め、ジュニアの方が誤って、こぼす事が心配なので、カメラのフィルムケースに少量入れて、小さく切ったスポンジを一緒に入れておきます!
(写真、3・4)
「侍」は、小さいジッパー付の袋を用意して、塗布用の布を入れて持ち歩きます。
「侍」は、お弁当の醤油さしに使われている、お魚さんに移し替えて携帯するのも良いですよ!その際、布と一緒の袋に入れておきます。万が一、漏れてしまった場合にも、布が吸い込んで、使えますよ!
塗布用には、布が良いですよ!脱脂綿等だと、エッジで、すぐに切れてしまいます。
(写真、3・4)
また長くなってしまったので、ここから先の使い方は、お会いした際にでも聞いてください。
ご注文は、直接チームレスキューのHPからメールを送るか、知り合いの方は、僕で結構ですよ!注文をシェアーするので、送料、手続き等、1,000円程、お得になります。
それでは、長い文章にお付き合いくださいまして、ありがとうございました。
チームレスキューHP
http://t-rescue.jp/
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