写真家安世鴻は、理由を説明できない写真展中止決定事項を受理しません。
表現の自由を犯し、ひとりの写真家の名誉を傷つけた、世界に名の知れる大企業ニコンの対応は明日以降世界中のメディアに知れ渡ります。
安世鴻と重重プロジェクトは写真展開催の再開を求めます。
表現の自由を犯し、ひとりの写真家の名誉を傷つけた、世界に名の
安世鴻と重重プロジェクトは写真展開催の再開を求めます。
사진가 안세홍은 니콘의 이유없는 사진전중지 결정사항을 수리 안 합니다.
표현의 자유를 범해 한 사진가의 명예를 훼손한 대기업 니콘의 대응은 내일 이후에 세계 미디어에 널리 알려집니다.
안세홍과 겹겹프로젝트는 사진전 개최의 재개를 적극 요청합니다.
安世鴻・重重プロジェクトメンバー
重重プロジェクトは、今後もニコンサロンに安世鴻写真展中止決定の撤回を求めます。
ニコンサロンは、安世鴻が中国奥地まで訪ねて話を聞き、撮影した日本軍に置き去りにされた被害者ハルモニたちの写真を、高く評価していました。
だからこそ、東京に続き、大阪梅田のニコンサロンでの写真展開催までも決定していたはずです。
ニコンサロンは、今もって中止の理由については何も語りませんが、日本軍「慰安婦」の存在を否定する人々から抗議を受けていたことを認めています。
ニコンサロンはこれまでも、社会的に評価の分かれるテーマの作品についても、数多く発表の場を提供してきた、輝かしい歴史と伝統を持つ写真サロンです。
その歴史に照らしても、今回の一方的中止は、表現の自由・言論の自由に関わってきた文化的サロンの自殺行為ともいえるものではないでしょうか?
そして、私たちが何より悔しく残念なのは、この中止によって中国残留「慰安婦」被害女性たちが、さらに「捨てられた」ということです。
彼女たちは、「慰安婦」制度の中で性暴力を被害を受け続けた挙句に、敗走する日本軍に捨てられ、置き去りにされました。
そして、60余年の長い年月、彼女たちを顧み助ける者は誰もおらず、被害を受けながら捨て去られたままになりました。
このほど、日本のニコンサロンという大きな会場で、その長年の苦しみについて多くの人々に知ってもらう機会を得ていたにも関わらず、その機会を写真展中止と言う形で奪われました。
またしても、彼女たちは「切り捨てられた」のです。
「慰安婦」問題の解決を願う者として、ほんとうに悔しくてなりません。
ニコンサロンには今こそ、良心を取り戻し、反対もあるからこそ、安世鴻の写真に発表の場をあたえて、作品を世に問う機会を与えるよう、心から願っています。