日本もシリア大使に国外退去要求、国際社会がアサド政権に圧力

2012年 05月 30日 16:14 JST
 
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[東京 30日 ロイター] 玄葉光一郎外相は30日、駐日シリア大使に早期の国外退去を求めたことを明らかにした。アサド政権による反体制派への弾圧に抗議する動きで、すでにシリア大使や外交官の国外退去を決めた米英両国などに足並みをそろえた。

フランス、米国、オーストラリア、英国、カナダ、ドイツ、イタリアなど欧米諸国は、シリア中部ホムス近郊のホウラでの大規模砲撃により少なくとも108人が死亡したことを受け、自国に駐在するシリア大使らに国外退去を求めている。

またフランスのオランド大統領は29日、政府軍と反体制派の衝突が続くシリア情勢について、国連安全保障理事会の決議があるという条件で、軍事介入の可能性を排除しないとの考えを示した。

昨年3月に反政府デモが発生して以来、シリアではデモ弾圧などにより1万人以上が死亡したとされている。

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5月30日、玄葉光一郎外相は、駐日シリア大使に早期の国外退去を求めたことを明らかにした。写真はフランス・パリのシリア大使館。29日撮影(2012年 ロイター/Julien Muguet)
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