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著者情報

廉 宗淳ヨム ジョンスン

イーコーポレーションドットジェーピー代表取締役社長、青森市 情報政策調整監(CIO補佐官)、佐賀県 統括本部 情報課 情報企画監。

1962年ソウル市生まれ。1985年ソウル市公務員として3年間勤務。1989年に来日し、3年間、日本の企業でプログラマーとして勤務。1993年 韓国に帰国し、ITベンチャーを設立。1997年に再び来日し、ITコンサルティング会社、イーコーポレーションドットジェーピー(株)を設立、代表取締役に就任。

2006年 青森市情報政策調整監に就任。2007年 早稲田大学大学院修了。2007年 佐賀県情報企画監に就任。2009年 総務省電子政府推進員に就任。

主な著書に『電子政府のシナリオ』(時事通信社、2003年)、『行政改革に導く、電子政府・電子自治体への戦略』(時事通信社、2009年)など。


執筆記事一覧

混迷した韓国の政治状況を一変させたネットの威力

軍事独裁政権下の韓国では、政治、経済、マスコミ、公職社会に至るまで、社会の全分野で不正・腐敗が蔓延しており、まるでカースト制度が存在しているかのように、社会は支配階級と被支配階級に分かれていた。「主権在民」という言葉はあるにはあったが、実質そのような権限は国民にはなかった。しかし、民主政権に代わってから徐々に「主権在民」という言葉は、単なる名目上のスローガンではなく現実となった。その背景には何があったのだろうか。

[2011年08月04日]

ICTで強烈にイノベーションを推進する韓国の病院経営と医療産業の現場

日本の多くの病院が苦しい経営を続けている中、韓国の病院業界では公立、私立と共に次々と新しい病院建設に乗り出し、経営拡大の道をひた走っている。日本と韓国、それぞれ国の事情はあるにしても、なぜここまで状況が違ってくるのだろうか。今回は、韓国における医療事業の多角化やグローバル化、そして医療情報化について、いくつかの事例を挙げて紹介する。

[2011年06月14日]

韓国の先行事例から考える日本の国民ID制度導入の行方 

現在日本で話題となっている、いわゆる国民ID制度「共通番号制度」。実は韓国では日本の植民地時代に、韓国の国民ID制度の起源である「朝鮮寄留令」が導入された。今回は、韓国における「住民登録番号制度」と「公認認証書制度」の導入および行政情報共同利用サービスの導入の経緯を事例に、日本における「共通番号制度」の導入における課題について考えていく。

[2011年04月28日]

仁川国際空港が6年連続で世界一のサービス評価を受ける理由とは?

韓国の仁川国際空港が好調だ。開港3年目から黒字を達成して以来、6年連続で1500億ウォン以上の黒字を更新し続けている。また、大手航空会社の経営も軒並み増収増益となっている。一方で、あまり元気のない日本の空港と航空会社。大きく明暗を分けている日韓の違いはどこにあるのか。なぜ仁川国際空港は、他の空港より高い競争力を維持し、世界から高い評価を受け続けているのか。そこには、伝統的なビジネスモデルとはかけ離れた仁川国際空港のビジネスコンセプトがある。

[2011年03月30日]

超学歴社会 韓国におけるデジタル教科書導入の裏側

近年の韓国は超学歴社会である。学力の差が経済力の差につながり、国内の貧富の格差を広げるという悲しい状況になりつつある。行き過ぎた韓国社会の教育熱が「カモメパパの悲劇」という社会問題にまで発展した。こうした事情を抱える一方、 韓国政府は教育情報化への取り組みを推進し具体的な成果を挙げている。今回は、韓国の教育情報化の具体事例を取り上げ、昨今の日本のデジタル教科書ブームについて考えてみよう。

[2011年02月22日]

情報格差の是正を目指す韓国の国家事業「情報化村」とは?

韓国政府の情報化推進の取り組みは、約10年前に遡る。1999年に「Cyber Korea 21 Plan」を初めて策定。2006年に「e-Korea Vision 2006」、2007年に「Broadband IT Korea Vision 2007」、「u-KOREA計画」に続き、2008年には「国家情報化基本計画」等を次々に樹立。当時の政権の選挙公約として「ICT立国」を掲げ、この目標に向けて着々と成果を上げてきた。

[2011年01月26日]

世界第1位の電子政府はどのように生まれたのか?韓国が目指す国家情報化戦略

韓国の電子政府は15年の年月を経て、完成に向かっている。直近の盧武鉉前大統領は、電子政府の実現を、政府改革・行政改革の主軸と位置づけ、大統領によるトップダウン体制で大鉈(おおなた)を振るった。

[2010年12月24日]

国民に感動を与える、電子政府・電子自治体サービスとは何か? ―世界電子政府ランキング1位、韓国の実力

先日、韓国に住んでいる弟から電話が掛ってきた。「兄さん!役所から連絡が来て、すぐに転出届けを出さないと住民登録が職権抹消されるらしい!」と弟が言う。

[2010年12月02日]

躍進する韓国企業、IMFショックを経験した隣国の先行事例から学べ

最近、日本のテレビや雑誌など多くのメディアで、韓国企業の躍進ぶりを扱う記事を目にする機会が増えてきている。特に注目されている産業は、IT、半導体、鉄鋼、造船、自動車産業、電子政府・電子自治体、そして冬ソナに代表される、いわゆる韓流ブームに至るまで、様々な分野での韓国企業や文化の活躍状況を取り上げ、今の日本の状況と比較されているものが大半だ。

[2010年10月27日]