<ディック東郷・ワールドツアー第26戦>
2012年5月20日。
前日のアントファガスタでの試合を終え、予定ではその日のうちに飛行機でサンティアゴに戻ってくるはずでした。
しかし、思い通りにいかないのが南米…。飛行機が飛ばないというアクシデントに見舞われました。
まさかの空港8時間待ち。
空腹、寒さ、疲れ…何の罰ゲームでしょうか。
結局、サンティアゴに着いたのは翌朝9時30分でした。
この日は午後5時試合開始。試合開始時間まで、まだ時間があったので代表の家で仮眠を取りました。おかげで少し元気になりました。
出場したのはXNLという団体。この団体はチリの団体の中では試合数が一番多く、アメリカ、メキシコ、ペルー、日本など国際交流もあります。チリで一番大きな団体といっていいでしょう。お客さんのノリはアメリカのインディー団体に近く、かなり熱いです。
この日、自分はメーンで3WAYで戦いました。 チリでは3WAYの事を『triple amenaza』と言います。
Dick Togo vs Hellspawn vs Ariki Toa
Hellspawn選手はアントファガスタ出身。元々、FULLにいた選手です。上を目指してXNLにやって来ました。彼の理想の選手はグレート・ムタ。ファイトスタイルはグレート・ムタをかなり意識しています。毒霧も吹きます。
一方、Ariki Toa選手はイースター島出身の怪物です。でも、イースター島というよりは、サモアの怪物といった方がピンと来ます。体が大きいわりには俊敏で、パワーファイターです。自分が思うにサモア・ジョーを意識している気がしました。試合前、代表に「この団体は、飛び技よりチョップやエルボーをバシバシやった方が受けるよ」と言われたので、チョップをバシバシやりました。体のデカいAriki Toa選手のチョップはかなり重かったです。しかし、彼とのチョップ合戦は維持で勝ちました。
終盤、チャンスが訪れました。Hellspawnにぺディグリーからダイビングセントーンが決まりカバーに入ります。
「ワン、ツー…」
勝利を確信したその時、後ろから物凄い力でぶっこぬかれました。
俺がダウンしてる間にAriki ToaがHellspawnにシャイニングウィザードを決めて勝利!
お客さんの反応は上々です。
しかし、ここのリングは硬いです。鉄板か?と思うくらい。最後、ぶっこぬきジャーマンを喰らって、体がしびれました。あまりのリングの硬さに外国人選手はほとんど受身を取らないんだとか。分かる気がします。
6月3日もこの団体に出る事になっています。次回はどんなカードが組まれるのでしょうか。
では、また。
(ディック東郷)
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