免許なしでも探偵
探偵事務所の一番難しいところともいえるのが、とくに探偵になる試験も免許もないということ。もちろん探偵事務所をするには各都道府県公安委員会へ探偵業の届け出が必要になりますが、その申請をするのに必要な資格というものがありませんから、その実力をどのように量ったらいいのか分かりませんね。
ですからその事業が軌道に乗るまでは、宣伝や口コミなどで頑張ってみるしかないでしょうか。免許が必要ないのもよしあしで、ほとんどの探偵事務所が開業して数年も持たないのはまぎれもない事実です。でも実際に探偵だけではなくて、より広い範囲でのサービスを行なっていると、その部分から話がきて、実際の探偵の業務、尾行や浮気調査が入って来ることがあります。まずは信用と実績でやっていくしかありません。
またセキュリティーリスクが高まっている最近では、通信機器やIT関係のセキュリティーシステムに強い人がいると、非常に重宝することでしょう。免許がなくても実際に実力があったり、問題解決に大きく貢献してくれれば、必然的に仕事もふえていきます。
また写真をとったり、会話内容を録音することも業務上必要になりますが、その部分でも最先端のカメラや業務用の器具を使いこなすことで、素人の尾行とは違うプロの仕事をすれば、確実に信用につながります。
景気に左右される仕事ではありますが、基本的にその依頼の間口を広げることで、なんとか探偵業としてやっていくことができますが、つねに新しい機器を使いこなすメカに強い人や運転の上手な人など、それなりに適性はあると思います。