犯罪とのかかわり
刑事事件と民事事件でいえば、探偵や興信所は民事のことを扱うことがありますが、ときには刑事事件に発展することがあるので、以外に気は抜けないのです。
もちろんテレビドラマシリーズのように毎回殺人事件や失踪に巻き込まれることはまずないですし、危険にさらされることはまずないですが、全く別件で関係ない事件に巻き込まれたり、職務質問を受けたりすることはあるでしょう。
依頼人の為に証拠物件を得る為に資料を集めたり、調査を進めることで、その後の裁判や調停などで有利になる情報を得ることがあっても、刑事事件に関係することはほとんど警察が扱っているので、探偵とはその担当している部分で根本的に違います。
でも多少はストーカー調査やハッキング、会社の情報を盗まれたりする刑事事件にかかわることにもなるでしょう。その場合も探偵がしっかり調査した資料によって、それをみて依頼主が裁判にするか告訴するか決めるだけの話で、法によって動くというより依頼主のニーズによって動きます。ですから私立探偵と言われることが多く、それは依頼主の希望で動く探偵だからです。
法のもとに動く警官や刑事とはまた種類を別にします。だからといって法律を破ることはできませんし、危ない橋を渡ることもまたいけません。
自分の手におえないことは断ったりする判断力も必要なのが探偵ですね。ときには犯罪に手をかすことがないように、依頼された案件は良く吟味、見極める必要があります。