探偵事務所は儲かる?
一つの案件が一時間で数万か、これは諸経費も請求できるし、結構儲かりそうだな、と思うのは早計です。探偵事務所は決して儲かる仕事ではないし、定期的に依頼が舞い込むことはありません。
依頼の多くなる時期というのはありますが、そういつも景気がいいということは余程の大規模調査会社でないと難しいでしょう。ですから探偵業のほかに、セキュリティーサービスやほかのサービスをして業務提携や閑散期はそうした部分で仕事をとっていたりするのがほとんどです。
経費や実質の請求金額が高いとしても実際成果報酬制度をとっているのであれば、成果がでないときは儲けにはなりません。そして細心の注意をしていても、バレてしまうこともあって、契約が守れないときはその分の人件費や諸経費を請求することができません。
しっかりとした証拠や調査結果を短期間の限られた時間でだすことは至難の業ですから、それなりの調査結果しかだせず、お茶を濁すことも多いといいます。そのような探偵事務所ですから、収益性としてはいまいち、ほかのサービスとともに運営してなんとかバランスが取れる感じです。
一握りの悪徳業者を除いて、誠実に仕事をしているのなら利益が出る場合のほうが、黒字探偵社のほうが少ない状況が現実です。
でもすくなくても黒字ならばやっていけますが、ほとんどの探偵社は3年以内に事務所を閉めるのが普通の業界です。いかに探偵社としてやっていくのが大変かわかるでしょう。