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できごと
【原発再稼働】細野氏vs松井&橋下氏、バトル再び 関西広域連合委員会
2012.5.30 14:18
細野豪志原発相らは30日、鳥取県内で開かれた関西広域連合委員会に出席。首長らに対し、関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再起動からフル出力までのトラブルに備え、経済産業副大臣らを現地に常駐させる政府の方針を伝えた。細野氏は、大飯原発の再稼働について「現在は暫定的な安全基準だが、原子力規制庁設置後に見直す」とも述べ、理解を求めた。
これに対し、松井一郎大阪府知事は「現時点の基準が完璧でないのは事実だ」と批判。出席できなかった橋下徹大阪市長は携帯電話で参加し「安全基準が暫定なら、安全自体も暫定的なものではないか」と指摘して、改めて臨時の限定的な再稼働にとどめるべきとの考えを示した。
細野氏は「完璧な安全はなく、常に専門家の知見を取り入れながら、世界最高水準を目指す」とした上で、「規制庁設置後に安全が不十分と判断されれば大飯の停止もあり得る」と主張した。
委員会終了後、細野氏はは記者団に「安全性への理解は前回の会合より進んでいると思った。規制庁については関西広域連合が求めるように早期に設置する必要がある」と述べた。
また広域連合は、今夏の節電対策として、一定の節電をした家庭に対し抽選で景品を出す「節電トライアル宝くじ」などを検討することを決めた。
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