謎の多い職業

謎の多い職業

探偵は謎の多い仕事です。そして表舞台を歩くよりはそっと影から様子をうかがっています。職業上の理由から探偵であることをあまり知られないほうがいいこともあるし、顧客との約束、依頼は100パーセント守る必要があるので、うっかり秘密など漏らす訳にはいきません。

 

 

凄腕の人ならばいったいどんな案件を請負っているのか、秘密を持っているのか聞くのも怖いくらいです。スパイや刑事とは違うのですが、民間の秘密警察くらいの役割はあるのかもしれません。探偵もリスクが多く、そして知らず知らずのうちに本当の刑事事件に巻き込まれそうになり、そのようなケースでは本物の警察と連携、もしくは身分をはっきりすることもあるでしょうが、殆どのケースでよほどの疑いがかからない限り、身元を明らかにはしないでしょう。

 

 

また家出人や失踪人がもし何らかの事情があったり、騒ぎにしたくない、家の名前にかかわるといって、警察ではなくこうした探偵に依頼してきた場合でも、もしその人が刑事事件に巻き込まれている可能性がある場合は依頼人の了解を得て警察に知らせる必要があります。

 

 

若い家出人なら、すぐに犯罪に巻き込まれる場合もあるので、余談を許しません。すべては依頼人の判断にもよるでしょうが、適切なアドバイスをするのも探偵の役割です。気が動転している場合は、とくに冷静にアドバイスをする必要があります。

 

 

ここぞというときは探偵自ら重要な役割を担わないといけないのです。また話をよく聞いてただの家出か事件かを経験上当て込むこともできるでしょう。